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階段を降りて先へ進む。
こんな所、初めて来た。
ランス「敵が根城にするぐらいだ。何かヤツらにとって都合の良い場所なんだろう」
薄暗い廊下を進んでいくと明かりが見えた。
『学校に闘技場があったんだ』
「正解」と声が聞こえて、声の主が炎から出てきた。
レアン寮のローブ。
しかし、七魔牙ではない。
私と同じ二年のシュエン・ゲツク。
ランス「貴様、七魔牙か?」
シュエン「いや、僕は七魔牙じゃないけど、第三魔牙に頼まれてここにいるのさ。君達みたいな侵入者を排除するためにね」
ここから先へ行くためにはシュエンを倒さなければならない。
コインを賭けて勝負を挑まれ、ランスが出ようとしたがドットが引き止めて前に出た。
ドット「俺がやる」
ドットは杖を構えてやる気満々だ。
ドット「さっさとテメェを倒してレモンちゃんを返してもらうぜ!」
カッコつけいるけど、本音はイケメンへの嫉妬だろう。
そのまま何もしなければかっこいいのに。
ドット「くらえ!“エクスプロム”!」
ドットが先制して仕掛けたが、蔦で防がれた。
真正面から突っ走っても勝ち目はないと思ったドットは、シュエンの周りにマークを出現させた。
ドット「おっと、動かないほうが良いぜ。これは通常の5倍の威力があるからな!」
そうは言ったが、とてもあからさまな魔法。
シュエンは蔦を更に伸ばして、ドット君を巻きつけて捕まえて杖を落とした。
きっと、ドットは何かを目論んでいる。
シュエンが勝利を確信してドットを叩きつけようとしたその瞬間、目の前にあるマークが光り出して爆発した。
ドット「“エクスプロムボム”はただの時限爆弾だ。
まさか俺が自信たっぷりに目の前に時限爆弾を置くとは思わなかっただろ。8回死ね!!」
杖を振りかざすと、時限爆弾が光出して大爆発を起こした。
煙が上がるとシュエンは、ブレのないイケてるポーズをしてやられている。
『……ブレないねぇ』
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テト(プロフ) - めっちゃ面白いです!!夢主ちゃん頑張れー!! (4月1日 1時) (レス) @page26 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浜木綿。 | 作成日時:2022年5月8日 10時