▽闘技場 ページ15
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レモンちゃんが消灯時間になっても部屋に戻って来ない。
いつもなら消灯時間までには部屋にいるのに…………
探しに行こうと部屋を出る。
夜の校舎は暗くて薄気味悪い。
最近、体調不良者が多いし、どっかで倒れてるとかないよね?
人の気配がして、杖を手にした時、突然引っ張られて口を抑えられた。
『……っ!?』
ランス「俺だ。ランスだ」
声の方に視線を向けるとランスがいた。
ランスだけじゃない。
マッシュ、フィン、ドットの3人も。
『びっくりした…………君達、この時間に何をしてるの?』
ランス「驚かせたことは謝る。それに、それは此方の台詞だ」
『レモンちゃんが消灯時間になっても戻って来ないから探してたの』
ランス「俺達は一連の騒動を七魔牙の仕業だと思い、手がかりを探していた」
フィン「ねぇ、レモンちゃん、どっか行っちゃうよ!」
マッシュ達に続いて、後を追う。
あの動き……人形か?
フィン「あそこの角を曲がって行ったよ」
ランス「なんでアンタまで着いてくるんだ」
『レモンちゃんが心配だからに決まってる。安心して、足手纏いにはなるまい』
角を曲がると、その先は行き止まりでレモンちゃんはいなかった。
『行き止まり……』
ランスが呪文を唱えた。すると床に隠し扉が現れた。
『この先にレモンちゃんが……』
ランス「かもな。俺の力ではここまでが限界だ」
魔法が必要な所をマッシュが力業で開けた。
本当に生まれた世界を間違えてるよ、この主人公。
フィン「てこの原理で無理矢理……」
ドット「もう、なんでもありだなコイツ」
『そうだね』
私達はそのまま先に進んだ。
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テト(プロフ) - めっちゃ面白いです!!夢主ちゃん頑張れー!! (4月1日 1時) (レス) @page26 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浜木綿。 | 作成日時:2022年5月8日 10時