【MASHLE】世界に愛され、魔法に愛されなかった私【文スト】

▽序章 ページ1

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頭を強く打って思い出したのは、今まで生きてきた世界の記憶。



一度目は、地球という惑星の中の日本という国。


二度目は、日本の漫画の世界として存在した、文豪ストレイドッグスの世界、ヨコハマ。


三度目の今世は、同じく漫画の世界として存在する、魔法が全ての世界、MASHLEの世界。





『お母さん、私、イーストン魔法学校に戻るよ』



母「そう…………もう何度も言っているけど、異能力の存在は絶対に隠しなさい。

異能力は"固有魔法"として扱うこと。アザの数は2本に見せること。



これが守れるのなら、気を付けていってらっしゃい」



『うん。いってきます。

私が帰ってくるまで、元気に過ごしててね』



母「ふっ、私は衰えに負けないよ。

あんたも後輩に負けないようにね」




私の家族はお母さんだけ。


私のたった一人の家族。


まだまだ40にも満たない、若い若いお母さん。





長い長い旅路を経て、着いた先はイーストン魔法学校。



私は、この学校に復学する。






『失礼します。A・フリードル、只今戻りました。

高等部2年からの復学を希望します』





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