時透兄弟の親戚は柱 (参) (ページ2)

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鴉「カァー！！！風舞！！A！！累！！合同任務！！！十二鬼月の恐れあり！！南南東！！！毎晩人が食われてる！！！カァー！！！」

あれから少しした後に鴉が来た

それと同時に累が居間に入ってきた

累「風舞兄さん、A姉さん、行こう！」

風舞「十二鬼月……」

風舞が十二鬼月と聞いた瞬間不安そうな顔をした

『大丈夫だよ、風舞。私と累が着いてる』

累「僕は鬼だから風舞兄さんを守れるよ？」

きっと風舞はまだ丙だから十二鬼月相手にいけるのかな、とか思ってるのかも

けど、私からすると丙の階級だけで凄いよ

お館様に聞いた話だけど風舞は50体以上の鬼を斬っている。柱に値するんだけど風舞が断ってるんだとか……

それに甲にさせようと思ったらしいが風舞は丙で十分だとか………

なんで断ってるのかお館様にも私にもわからない

けど一つだけわかることは風舞は自分に自信を持ててないってことだけ

風舞「……そうだよね！累も姉さんもいる！死んでしまったら僕が弱かったんだ」

風舞は少し恐怖に満ちたような…無理に笑っている表情をした

『なんでそんなこと考えるの？』

風舞「……え？」

風舞…貴方に今何が見えてるの？

累「風舞がそんなこと言うなんて……今まで全くなかったのに……」

『貴方に今、何が見えてるか私達にはわからない。けど、過去は変えられなくても未来は変えれるんだよ？煉獄のことだってそう……

今、私たちがどう行動するか、で未来は変わる

風舞、きっと色んな人の過去や未来を見てしまったせいで悲観的な考えをしてる…
別にそれが悪いってわけじゃないの。悲観的に考えようってする人は風舞の以外にも沢山いる。私だってそうよ。他の鬼殺隊の子だって
いつ、死んでもおかしくないもの！』

そこまで言うと風舞も少し納得したのか表情が柔らかくなった

累「風舞兄さん、いつでも頼って？だって僕達家族でしょ？」

『累も有一郎も無一郎も私もずっと風舞のそばに居る』

累と2人で風舞の手を握ると風舞が握り返してきた

風舞「………………俺、情けないね」

累「そんなことないよ」

風舞「頼りない兄だよな」

『兄だって休んでもいいのよ』

累「弟に頼って？」

『姉にも頼りなさいよ？1人で抱え込むのはきっと辛いわ』

風舞「……そうだな！ありがとう、2人とも」

累「僕達は強くて太い絆で結ばれてる。誰にも切れない」

『例え日輪刀でも呼吸を使ってもね！』

風舞「俺達の絆は深い」