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命 ページ6
彼奴の横顔を見て、
引き目を感じてしまった。
敵の襲撃。
クラスの奴らはみんな大怪我だった。
でも、彼奴が、彼奴だけが、
俺たちの前に立って、
たった1人で戦ったんだ。
その時の顔が、頭に染みついて離れない。
その時の声が、耳に染みついて離れない。
やめろ、ずっとそう叫んだ。
その、やめろ。
は遠回しに、救われたいと、
そういう意味もこもっていたはずだ。
救われたいと、彼奴を、彼奴を
救けたいという願望を
ただ喚いてるだけだった。
敵との交戦。
彼奴が頑張ってくれたおかげで、
俺たちは救われたんだ。
足が動かなかった。
どんなに命令しても。
そこは地獄だ、とでも言うように。
倒れていく姿をただ見ることしかできなかった
忘れたくても忘れられない。
冷たくなっていく彼奴が。
ボロボロの傷だらけになった彼奴を。
泣いて、抱きしめることしかできなかった
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ヒイラギ＊祈鬼(プロフ) - YouTubeでたまたま発見したんですけど、この小説ってhttps://youtu.be/qZm6iJn_S5Y この動画を元にされてたりします？気になっただけなので、間違っていたらすみません。 (2018年11月10日 17時) (
レス) id: 1b2da2416b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗花落 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ff87f367d51/
作成日時：2018年10月9日 19時
