紙 ページ3
Aと会うことができた。
この雪の中ここで話すのもなんだから。
そう言ってAの家に行った。
それから、俺のことについて話した。
どうやら俺は中学の頃に
家出をしたっきり帰ってこなかったらしい。
それに
俺のことを�爐�っちゃん�瓩任呂覆�
�狆仝吻瓩噺討鵑任い燭蕕靴ぁ�
そんな食い違いが生まれてしまったため、
俺は記憶喪失かもしれねぇ。
そう言った。
いくらなんでも無理があるだろう。
でもAはそれを不審に思うこともなく、
そっか。その一言で片付けられてしまった。
甘ったるくなったお茶を一口飲んだ後、
Aは夕飯作るから適当に寛いでてね、
そう言いキッチンへ向かった。
「無理ありすぎんだろ.....」
まずはこっちの世界の俺の事について
考えなくちゃいけない。
アルバムでも探すか。
家の造りは向こうの
Aの家と同じ造り。
ほとんど変わらなかった。
でも記憶喪失という設定になっている俺は
Aの家の造りを覚えてるはずがない。
とりあえず今日のところはおとなしくしておくか。
それから少し経った頃、
キッチンからパタパタとこっちに
きたAは、
『ごめんね、かっちゃん。
部屋の案内してなかったよね....』
トイレとかわかんないよね、
そう付け足し俺の手を引っ張り
案内された。
『ひととおりこんなもんだね。
後何かあったら言ってね。』
踵を返し歩き始めた
A。俺はそれに何か、
見覚えがある気がした。
頭ん中であいつの表情を当てはめた。
どの表情もピンとこなくて、
結局あいつの顔が分からねぇ。
-.-.-.-.-.-.-.-.-.-
教室の一番後ろの席。
机の上の花瓶の花に触れた。
机は冷たく、色もなかった。
彼奴の事が頭の中に過る。
でもこれも起きてしまった話だ。
そう思い、窓の外を見た。
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ヒイラギ＊祈鬼(プロフ) - YouTubeでたまたま発見したんですけど、この小説ってhttps://youtu.be/qZm6iJn_S5Y この動画を元にされてたりします？気になっただけなので、間違っていたらすみません。 (2018年11月10日 17時) (
レス) id: 1b2da2416b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗花落 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ff87f367d51/
作成日時：2018年10月9日 19時
