越前の師匠は猫系美少女でした！

22話です！ ページ25

桃城「おっす」

越前「ども」

コートの入り口で桃城は越前に声をかける

桃城「お前、次海堂とだろ？」

越前「あ…多分」

桃城「(〜っ…こいつは、とぼけやがって…)奴には気をつけろよ」

二人が話し終わったのを見て、リョーマに声を掛ける

『…リョーマ』

越前「ん、何？」

『頑張って、何企んでるか、わかるけど…。おまじない、する？』

越前「やっぱAにはお見通しだね。まぁ、大丈夫じゃない？レギュラー入りしないとそもそも試合できないし」

越前「あと、おまじないもいらない。もうガキじゃないし」

『リョーマは、まだガキ…。まぁ、見てる、から。』

越前「ん、行ってくる」

コートの中に入っていくリョーマを見送り、私はフェンスの近くにいく

…？堀尾達、いない…。まぁ、いいか…。

今日は、この後、一試合やって、終わり…。

明日が不二と、か…。楽しみ、だけど、うーん…。

まぁ、なるようになれ、かな。一応、声はかけとこうかな。

〈ザワザワ〉

「いよいよ越前対レギュラーか。海堂相手にどこまで喰らい付いていくんだろう」

コート上で海堂と越前の目が絡み合う。いや、睨み合う、のほうが正しいかもしれない。

お互い、目つきの悪い者同士が目を合わせれば睨み合っているように見えるだろう

審判「ザ・ベスト・オブ・1セットマッチ。越前サービスプレイ！！」

〈オオオ！〉

堀尾「もう始まっちゃうぜ、カチローがトイレなんて言うから！」

カチロー「だって、キンチョーしたんだもん」

『あ、おかえり』

カツオ「あ、うん！試合もう始まっちゃった？」

『今、始まったところ。まだセーフ…』

堀尾「てか、越前のやつ絶対今回は相手が悪りぃよ」

カチロー「そんな事今更…」

まぁ、確かに…、我慢勝負、かな。

〈パァァン〉

〈ドッ〉

海堂に返されたボールがネット側に落ちる

だが、越前は難なく追いつき打ち返す

海堂が滑り込みで打ち返したボールは高く上がり、越前はチャンスとばかりにスマッシュを決める

その拍子に越前の帽子がコートに落ちる

〈ドッ〉

〈フサァ〉

3人「！！」

〈カッ！トッ〉

海堂はそれを打ち返すがネットに当たりギリギリで自分側のコートに落ちる

「…す…すげぇえ！！ハイレベルな試合だぜ！！」

「まばたきしてたら見逃しちまいそうだよ！！」

観戦者全員が目の前の試合に釘付けになる。

中には口が開いたまま閉じられていない者もいるほどだ

カツオ「やっぱり！！越前君だって全然まけてないよ！！」


〜作者〜
第三者のセリフの所を書き方ちょっとだけ変えました

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