越前の師匠は猫系美少女でした！

15話です！ ページ18

〈トン ギュウウウ！！ドキュ！〉

〈ゴッ！！〉

レギュラー「！！」

荒井「…うっ」

外野「打てた！！？」

菊丸「おー、体全体を回転させてスピンかけたよ。やるじゃん！」

…うん、上出来。あとで、なでなで、しなきゃ…！

1年１「マジかよ！？あのボロラケットで打ち返しやがった。意外とボロくないのか？」

1年２「いや、そんな事ないだろ。インパクト音は変だぜ！」

1年１「えーっ、だってあの打球…、めちゃくちゃ速かったよな！！」

越前「はぁ(…めちゃくちゃ遅ーっ！)」

うーん…、リョーマにしては、遅かった…

多分、リョーマも、めちゃくちゃ遅ー、とか、思ってると思う

荒井「ふ…っ、ふざけるな！！１球かえしたからって…っ」

〈べしっ〉

荒井「うっ！(そんなバカな！！あのラケットでこんな球が…！！)」

…でも、もう少し、早く気付ければ、よかったのに…

不二「弘法(こうぼう)は、筆を選ばずってやつ…かな」

『？不二、どうゆう意味…？』

不二「あぁ、弘法は筆を選ばずって言うのは、昔いた名人は道具の善し悪し関係なく見事に使いこなすことを言うんだよ」

『ヘぇ〜、不二、物知りだね』

三年で、勉強するのかな…？勉強、やだなぁ…

乾「来るな…あいつ」

菊丸「ああ…」

荒井「(このまんまじゃこっちがさらし者じゃねぇーか！？)」

〈カッ！〉

荒井「くっ！！」

荒井がなんとかボールを打ち返した拍子に、ポケットから予備のボールが落ちる

〈ポロっ ポトン〉

越前「そのボール、邪魔だね」

〈ドッ！！〉

そう言って打ったボールは荒井の股下を通り落ちたボールを弾く

その迫力にビビったのか、荒井は膝から崩れ落ちる

堀尾「越前のやつ、あれをもうコントロールしてるんだ…！！カゴにスマッシュを決めた時みたく！！」

2年「すげぇ！あの1年！！本物だ！！」

…？何が、本物、なの？

ふぅ、世の中には、不思議が、いっぱい…

海堂「バカバカしい、2年の恥さらしやがって！」

不二「おい、海堂…」

海堂「…便所っスよ」

…此処も、世話がやける、後輩多いね

越前「さぁ、こんなもんで準備体操は終わり」

外野「！？」

荒井「なっ！！」

はぁ、リョーマ、調子乗ってる…

あとで、痛い目、見るよ…

堀尾「あ、ガット切れてんじゃん…」

越前「…まっ、いーや。最後までやってもらいますよ、先輩！」

荒井「ハハハ…おいおい、もういいじゃねぇか」

越前「やだ！」

はぁ、本当、リョーマは世話がやける…ね(クスッ

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