HYPOCRISY ※学パロ ページ18
zm「…やっぱり、って何」
ut「辛いことがあるとここに逃げ込んでるんも、ひどい言葉言われとんのもな、全部知っててんけど」
理解が、
ut「これでもな、僕も教師やし、授業はちゃんと受けさせやなあかんのよ。生徒の未来がかかっとるから」
全部知られていた？
担任や家族ですら、面倒事には巻き込まれたくないからと目を背けていたことに。
気づいていたから、ずっと俺を連れ戻そうとしていた？
ut「でもさ、僕教師以前に人間やから。そうやってボロッボロ涙流してつらいこと我慢しとる高校生を見捨てるなんて出来へんわ」
zm「……は、ぁ」
校則違反スレスレの制服で目尻を拭えば、布に染み渡る涙が今の俺の状況を物語っていた。
ut「教師としての僕じゃなくて、人生の先輩として教えたるわ。精一杯逃げてもええんやで。…ごめんな、無理に連れ戻そうとして。でも話したかった、こうやって」
zm「…っさいわ、何も」
ut「わからんよ、君のつらさなんて。でも楽にしたることは出来る…と、思ってる」
言いたいことは死ぬほどあるのに、横隔膜がひくついて上手く言葉を発せられない。
こんな俺でも優しくしてくれるのは？
俺は、偽善でもいいから、誰かの優しさがほしくて。
だから、こんな風に抱きしめてくれるこの煙草臭い男だけは、
信頼してみても、いいのかも、しれない。
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
【解説】飛ばしていただいて構いませんよ！
色々な話と繋がっています。
utemのクリスマス企画のお話(DISTINCTION)と、zmrbのヤンデレのお話(PARTIALITY)ですね。
DISTINCTIONで鬱先生と教授が就いている学校が今回のお話の舞台です。
本話のあと、鬱先生はゾムの相談役のような立場になったんですが、そこでゾムが言っていた「1人だけ、たった1人だけ俺を友人だと言ってくれたクラスメイトもいたが、そいつもいじめの標的となった。」これはロボロのことです。そしてPARTIALITYへと繋がっていきます。ゾムは高校を卒業した後も鬱先生に度々相談しに行き、そこでロボロについて話します。「今だってストーキング真っ最中だ。鬱とかいう野郎はそれを異常だという。」…ね。
ていうかこれ本当は今思いついたんで矛盾とか勘弁してくださいﾋｪｯ…
明るい話を書きたかったはずなのになぁ…。
長々とすみませんでした。
引き続き、【愛、迎合】をお楽しみください。
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アカネ☆ - 鬱先生とゾムの見たいです！ (2021年1月30日 13時) (
レス) id: 869453a012 (このIDを非表示/違反報告)
リョウ - kn×shaみたいです！ (2019年1月22日 1時) (レス) id: fc6ae77e4d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し - とんちは豚でもなく猫でも、人でもなく狼でした (2018年11月22日 1時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
らるる - とっても楽しませてもらってます！リクで、grknで、knは、grに洗脳されてる的な話がほしいです…無視でもいいので、これからも頑張ってください！ (2018年8月18日 21時) (レス) id: 343b54581c (このIDを非表示/違反報告)
はる - 誤字すいません。しないと、出られない部屋です。無視してもらっても構いませんので…！ (2018年7月26日 15時) (レス) id: bc161081e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮瀬 | 作成日時：2017年10月15日 2時
