検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:10,596 hit

出会い・・・ ページ1

初めて彼と出会ったのは暑い夏の夕暮れ時でした…


暑い…心底暑い…
ご飯作るのめんどい…コンビニでテキトーにすまそ…
確かマンションのすぐ側にコンビニあったし…

そういや隣の部屋の人いつも家出る時間バラバラなんだよね。帰ってくる時間もいつも違うし…真昼間に出て夜に帰ってくることもあれば、2日くらいいないこともある…救急隊とか消防士さんとか、そういう時間関係ない感じのお仕事なのかな…

私はイラストレーターだからたまに出版社に呼ばれたりはしてもだいたい家の中で済ませられるし…だから私の腕は細くてなまっ白いってよく言われる…まあ、私がそんなに肌焼きたいと思わない方だからいいんだけどさ…

『あ゛ぁ゛ぁ…あぢぃ…一刻も早くエアコンでガンガンに冷えた室内に行きたいのぅ…( ´灬` )』

コツッコツッコツッ…ん?あ、お隣さんだ。へえ?今日は早いんだ…一応挨拶だけしておこ…
『こんにちは〜…』

???「あ、こんにちは!隣の部屋の方ですよね!ご挨拶に伺えなくてすみません、仕事柄時間がいつ空いてるとかいうのが決まってなくて…(^_^;」

あ、もしかして今仕事の内容聞いてみるチャンスかな…

『あ、あの、初めてお会いするのに失礼だとは思うんですが、なんのお仕事をされてるんですか?いつも家を出たり帰ってくる時間がバラバラなんだなあ、と感じてまして…あ!答えたくなければ答えてもらわなくて結構なんですけど!気になっちゃって…』

???「あぁ、ボクの仕事はあまり大きな声では言えないので、少し部屋の中でお話しませんか?あ、でも今からどこか行くところだったんですよね…」

『あ!いえ!ただ夕飯の支度がめんどくさくてコンビニですまそうと思ってただけなので!』あぁぁ私は初めて話す、しかも異性に何恥ずかしい事言ってるんだ!

???「あ!それならボクがご馳走しますよ!どうせ1人分作るのも2人分作るのも一緒ですから!!!」

え、どうしよ…でも締切まであと少しだからあんまりご飯のこととか気に出来てなかったし…うーん…よし、キメた!
『よろしくお願いします!!!笑』


これが私と彼の、恋の物語の始まりでした…

初めてちゃんと話した彼は…→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
28人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:勿忘草は浅葱色を纏う | 作成日時:2019年11月10日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。