お兄ちゃんズは無敵。 ページ7
植田｢俺たち、本当は別室で待ってたんだよ。｣
北村｢そーそー。多分Aが泣きながら逃げてくるよなーって話してたらホントのことになっちゃったもんだから。｣
小澤｢とりあえず佑介くんに出てもらって、必要とされたら俺達も出ていこうって決めたんだよね。｣
赤澤｢最初からみんな出ていくと、Aちゃん安心し切っちゃって泣き止まなくなるからね(*´∀｀*)｣
『なんで………？なんで皆一緒に居たの？？』
柏木｢ん〜？和田達が今日告白するって知ってたからさ。きっとAは気持ちがいっぱいいっぱいになって俺らの内の誰かに電話してくるんじゃないかなーって思ったの。｣
和田｢……お前、オカンみたいやな………｣
植田｢まあ、俺たち6つ子のまとめ役みたいなところはあるからね笑｣
安里｢え…？そしたら、どこで待ってたって言うの？｣
北村｢ん？この部屋の下の階の会議室。｣
小澤｢そーそー。モニタリングじゃないけど、大体Aが来るだろう時間は把握してたし、来るって電話来た時は俺たちみんな一緒に居たから。電話来たのが佑介くんだったから佑介くんだけ先に出てってもらって。｣
赤澤｢僕らはもしAちゃんが佑介君だけじゃダメだった時の保険？みたいな感じでスタンバイしてたんだよね。｣
皆………私なんかの為にそこまでしてくれてたの？
小野｢てことは…………もしかして、俺たちが告白した内容とか………｣
植田｢うん、Aが佑介に電話してきた時、スピーカーにしたから聞こえたよ。｣
『え？でも、私電話した時はゆーすけ君の声しかしなかった……』
小澤｢うん！そりゃ俺たち息潜めてたから！笑｣
柏木｢さあ、これでもういいでしょ？改めて和田達の気持ち、聞いてあげよ？｣
なんでだろう。
凍っていた何かが溶けていく様な感覚がした。
手のかかる奴。(植田side)→←愛され彼女のお兄ちゃんズ。
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作者名：勿忘草は浅葱色を纏う | 作成日時：2020年10月21日 16時
