職場の先輩と幼馴染が結婚した件について (ページ9)

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僕は(名前)のお父さんがわりなんだよ(　･`ω･´)ﾄﾞﾔｯ!!By.森川さんw ページ9

―――新幹線の中―――

中村｢そ、それで?なぜ森川さんはAがこの歳になるまで黙ってたんですか?｣

『それは…』

森川｢いいよ、僕が話すから。彼女の両親はあまり親戚からよく思われてなかったんだ。一也と千代ちゃんの親御さんたちとは仲が良かったんだけどね。他の親戚はAを含めた高塚一家を毛嫌いしていたんだよ。だから僕も中々引き取る話を持ち出せなくてね。何しろ僕もまとめて嫌われてたし。笑｣

何故だ?Aも、Aのご両親も何も悪いことはしてないんだろう…?なんでなんだ…

『私のお父さんとお母さんはね、おじいちゃんの反対を押し切って結婚したんだって…それで、お家から追い出されたって聞いた…』

中村「え…それって…」

森川｢うん、実質勘当と同じだね。でもね。僕は2人が正しいと思ってるんだ。今Aがおじいちゃんって呼んだのはAのお父さんつまり僕の友人にとっての、おじい様なんだよ。彼は昔からおじい様に厳しくされてたみたいでね。幼くして彼の親が2人とも亡くなったのも、おじい様が厳しかったことに一因があるみたいだし…
Aのお父さんのお母さま、つまりAのおばあちゃんにあたるね、この方は、おじい様によるスパルタ舅教育による疲労により。彼のお父様、つまりAのおじいちゃんだ、この方は奥様が亡くなった事で鬱になって亡くなってしまったらしい。｣

森川｢だから、Aの両親が結婚する時も、そのおじい様が猛反対したらしくて…でも2人はその反対をも押しきって結婚したんだ。それで生まれたのがA。だから、当然のようにAもおじい様に嫌われてしまったんだ。理不尽な話だよね…｣

そんなことが…なら尚更俺が守ってやらなきゃな…あれ?でもそれなら、千路君や蓮水さんの家は?嫌われてなかったということなのか?

森川｢一也や千代ちゃんのご両親は昔からAのご両親と仲が良くてね。だからおじい様からもあまり好感は持たれてなかったみたいだけど、Aのご両親ほどではなかったんだよ…だから、2人が亡くなった時、千代ちゃんが声をかけて、蓮水家に引き取ることになったって聞いた時は心底ほっとしたよ。｣

中村｢そう、か……今から挨拶に行くとこにはもしかしてそのおじい様も居たりするのか…?｣

森川｢いや、その方は一昨年亡くなったよ。僕としては良かったよね☆Aを傷付ける大元が居なくなったからね☆｣

意外と森川さんは辛辣である…