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体育館の外で待っていると、劇を終えたのんちゃんがこちらに向かってきた。そんなのんちゃんを見て吹き出しそうな俺たちと、目を見開いて驚くのんちゃん。
「 は?…… 流星?え、なんでおるん!? 」
「 お〜、望〜。来週からよろしくな 」
「 来週からよろしくな……?? 」
「 あー、来週からここ転校してくるから〜 」
時が止まったように固まるのんちゃん。
そういう感じを劇でも発揮すればええのに 笑
「 ほ、ほ、ほ、ほんま? 」
「 ほんま 」
「 … なんでそんな大事なことを言わへんねん!? 」
「 えー、言った方が良かったんかな〜?神ちゃん 」
「 そりゃ、言った方がええやろ 」
「 てかなんで神ちゃんと仲良くなってんねん…… 」
今度は頭を抱えてしゃがみこむのんちゃん。
忙しい子やな、おもろい。
ってそんなことしてる場合ちゃうんやった。
「 シゲのクラスのお店行こうや 」
「 あ、そういえばそうやな行こか 」
「 シゲもおるん??懐かしいなぁ〜 」
「 え、流星、シゲとも友達なん?! 」
「 友達〜 」
「 流星とシゲと俺、同じ小学校やったんよ 」
やっぱり類は友を呼ぶんやな。
イケメン3人に囲まれるとか、俺はこれから女子の恨みを全て買ってまうな、、、。
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作者名:よもた | 作成日時:2024年1月31日 0時