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体育館に連れていき、時間に余裕を持って席についた。
このイケメンは 藤井流星 といういかにもキラキラした名前で、のんちゃんの親友らしい。そしてなんと来週からこちらに転校してくるため、偵察として文化祭に来たようで。
色々と急なことすぎて混乱してる。
劇、集中できるかな、、、
「 おっ、始まるで神ちゃん 」
「 神ちゃんて…… ほな、静かにしよか 」
コミュ力お化けの流星をよそに、舞台に目をやった。
すると、いきなり出てきたのんちゃん。王子様の格好が本当に似合っている。
ただ、、
「 ヒメヲ、ドコニヤッタ!!! 」
演技が下手すぎる。
「 ぷっ、 」
一生懸命笑いをこらえる。
どうやらそれは、隣の男も同じのようだ。
ふと目が合ってしまえばもう耐えられそうになくて。ふたりして舞台そっちのけで俯いた。
「 神ちゃん笑わせんといてや 」
「 笑わせてきたのはのんちゃんやろっ 」
「 それもそうやなぁ 」
そんな小声の会話内容がのんちゃんに聞かれていたらおしまい。俺らはのんちゃんが台詞を言うたびに下を向いて笑いをこらえた。
〜〜
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作者名:よもた | 作成日時:2024年1月31日 0時