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「 はぁ、はぁ…… 」
「 … はぁ、、大丈夫? 」
「 あ、、うん 」
なんやこのイケメンは?
そして、なんでこんな外まで走ってきたんや俺らは?
「 あの、助けてくれてありがとうございます 」
「 ん、あー、ええよ。てかここどこ? 」
いやお前がここまで連れてきたんやろ。
この人さっきの絆創膏もそうやけど、阿呆なんか?
「 校舎裏、ですね 」
「 そうなんや 」
いやそうなんやって何やねん!
イケメンのくせに、なんかポーっとしてんな!
ちょっとイラついてると、あるものに気づく。
イケメンの手元にお目当てのレモンスカッシュがあったのだ。
「 あ、それ! 」
「 ん?これ? 」
「 そう、それ!どこで売ってた?俺欲しいねん! 」
「 ん〜、忘れてもうた 」
な ん や ね ん こ い つ !!
もう相手にしたくなくて帰ろうとすると、イケメンが何やらカバンを漁り始めた。
そして俺の目の前に缶を差し出した。
「 もう1個あるからあげる 」
「 え、ええの? 」
「 ええよ〜、あ、そのかわり頼まれてくれへん? 」
「 ええで 」
「 望の劇を見に行きたいんやけど体育館ってどこ? 」
望……?
なんか聞いた事ある名前やねんけど、もしかして、
「 望って、、苗字は? 」
「 え?小瀧 」
こんな偶然ある、、!?
てか、イケメンの友達はイケメンなんやな、、
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作者名:よもた | 作成日時:2024年1月31日 0時