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俺、あかんかも。ほんまに爆発寸前。

あの後 友達になろう っていう約束を交わして解散してん。連絡先… とかは聞けへんかったけど。でも、好きって言ってもらえてん!お世辞でもなんでもいい、ただその 好き っていう言葉を俺に向けてくれたことが嬉しいねん!あぁ、、俺って幸せ者やぁ。これからどんなに悪いこと起きても、頑張れる気がする!




「 じゃあ神山、大道具。よろしくな。よし、じゃあ休み時間にしろ〜 」




教師のその一言に、一気に現実に引き戻された。
そういえば、文化祭でやる劇の役割分担をしてたんだった。

大道具…… まぁ別にええけど、メンツがなぁ。
黒板に書かれた大道具担当の名前を見る限り、みんなチャラチャラしてて真面目にやらなそうな人ばかり。いや前まで同じような見た目やった俺が言う資格ないけど。




「 神ちゃん、大変やなぁ。大道具って 」


「 メンツ的に不安やな、馴染めるかわからんし。そういえばのんちゃんは何になったん? 」


「 俺は劇の王子役やって。女子がめちゃめちゃうるさかってん。ほんまは神ちゃんと同じのが良かったのに 」




王子様役なんて、このクラスでのんちゃん以外務まらへんと思うけど、本人は乗り気じゃなさそうやし内緒にしておく。




「 文化祭準備って明日からやっけ? 」


「 せやで。明日からセリフ覚え地獄や、、 」


「 ふふ、お互い大変やなぁ。がんばろな? 」


「 うん……。神ちゃん、一緒にお店廻ろな? 」


「 もちろん 」




重岡くんのこともあってドキドキがしばらくおさまらんけど、今は文化祭準備に集中しよう。しばらく重岡くんはおあずけってことで。

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作者名:よもた | 作成日時:2024年1月31日 0時

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