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後をついて行って辿り着いたのは校舎裏。
こんなとこまで来る必要あったんか？って思ったけど、重岡くんくらい人気者やといろいろ騒がれてしまうから妥当かなと思う。
でもなんか 校舎裏 って、告白みたいでドキドキする。
「 昨日のことなんやけど、 」
「 ……うん 」
「 …ほんまごめん。楽しめてない自分がおったのは事実や。でもそれは、悪い方の意味ではないねん。良い方の意味というかなんというか、、 」
「 良い方の意味…？ 」
「 良い方の意味…やと思う。神山さんと仲良くなろうと頑張ろうとしたら、結果緊張しすぎてしもて、 」
なにそれ。
重岡くん、俺が嫌いやからそっけなかったんやなくて、むしろ仲良くなろうとしてくれてったってこと？
「 俺のこと嫌いじゃないん？ 」
「 えっ、嫌いちゃうよ 」
「 怖くもないん？！ 」
「 いや、怖いは怖い 」
「 え''っ 」
思わず硬直。
いや、まあそりゃそうやんな。
だって怖いからフラれたんやし、、、。
というか、フッたフラれたの気まずい関係やのに、避けないで仲良くなろうとしてくれてる重岡くんにどこまで沼らせるんやという気持ち。この沼男め。
「 ははっ！神山さん、おもろいなぁ 」
「 え、俺おもろいことした？ 」
「 いや、石像みたいに固まってたから 」
「 なっ、石像ちゃうよ！ 」
無意識に重岡くんを軽くぽこぽこと叩く。
…… ちょっと馴れ馴れしすぎた？
「 …… 神山さん、ほんまに変わったなぁ 」
「 … 変やろか、 」
「 んーん、こっちのが断然関わりやすい！前までの神山さんは、ほんまに怖かったからな〜 」
重岡くんは、俯いた俺の顔を覗いて満開の笑顔で言った。
「 今の神山さんのが、俺好きやわ 」
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作者名：よもた | 作成日時：2024年1月31日 0時
