鬼舞辻無惨の親友は生き返る【鬼滅の刃】

#3　隣人宅に訪問 ページ3

筋トレしていたら女中に変な目で見られたので今度から襖を閉じて筋トレすることにする。

どうもこんにちは。

私は雪彦という名前の平安男子をやっております転生者です。

令和では物理的に攻撃力日本一位だった女子でした。

平安では和歌を詠めない筋トレする毎日を繰り返す男子をやっております。

毎日筋トレしていたおかげで一ヶ月で筋肉がついたわ。

今日は隣人の月彦という少年に会いに行こうと思う。

なにやら隣人の少年は私と違い、いつも咳をしているそうだ。

ビタミンＣが足りてないのであればこの私がビタミンＣを届けてやろうではないか。

私は果物を切って壺の中に入れた。皿に乗せたら隣人宅まで遠くて、途中で虫がつくかもしれないから皿では持っていけないんだ。

私は壺を背中に背負い、隣人宅に走る。

私の同い年の隣人、月彦という少年に会いに行こうではないか！！

そしてその鈍った体を叩き起こしてやろうではないか！！

はっはっはっ！！喜ぶといい！！

令和では柔道剣道空手の三つで日本一位になった者から直々に手合わせされることを！！

私が隣人宅に行くと家に招いてくれた。

長い廊下を歩いて月彦という少年の部屋の前についた。

何も言わずにガラリと開けると、そこにはゴホゴホと咳をしている少年の姿。


「！ゴホ、ゆ、雪彦……入るなら、コホ、一言」

『そんな場合ではないだろう！』


私は月彦の部屋の前にいる女中に怒鳴る。


『主人が咳をしているのに医者を呼ばないのはなぜだ！！お前は殺す気なのか！？手ぬぐいと白湯を持ってこいこの馬鹿者！！』


そう怒鳴ると女中は頭を下げて大慌てで立ち上がった。

私は月彦の部屋に入ると背中に背負っている壺を床に置いて蓋を開ける。

月彦は咳をしながら私の行動を見ている。


『あいつが来るまでこれを食べろ。どうやらビタミンＣ足りてないようだからな』

「ゴホ、び、びた……びたしーとはなんだ？」

『ビタミンＣは人体に必要な栄養素だ。不足すると骨形成不全、貧血とかになるぞ。だから食べるんだ』


私は箸で果物……蜜柑を持つと月彦の口元に寄せた。

月彦はあろうことか、私の手を叩いて蜜柑を畳に投げ捨てた。

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