不老不死の私とホグワーツの物語#3【ハリポタ】 (ページ31)

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#131　必要の部屋ページ31

『「また明日が来る」って思ってるんでしょ。明日は二度と来ないかもしれないのに』

『実際に闇の魔術に直面してそんなこと考えたことある？』

全員が首を小さく横に振った。

『だから私とハリーで君達に自分自身を守るすべを教えようと思うの。良い機会だろ？不老不死の大先輩と有名なハリーの二人から直々に教えてもらうのだよ』

『こんなチャンスを逃したい？それとも、教えてもらいたい？選択は君達次第だよ』

「…教わりたい」

レイブンクローの男子生徒が言った。

「僕は友達を守りたい」

ハー「…立ち向かうのよ……ヴォルデモートに」

ハーマイオニーがリドルの名を口にしたことを聞いたのは始めてだ。

リドルとたたかうことを決意したと取れる。

この場にいる全員が決意の声を上げた。

『よし、それじゃあ私とハリーから習いたいということで賛成でいいかな？』

ガヤガヤと同意を示す声が上がる。

『それじゃあ、クィディッチの練習や他のことと被らないよう、ハーマイオニーと計画を立てたいからここにサインをしてくれないか？みんなの都合の良い夜と場所を見つけるからさ』

全員が並んで羊皮紙に名前を書き始めた。

ハーマイオニーが頬を赤らめて私にお礼をしてきた。

ハー「A、ありがとう。私、みんなが例のあの人が帰ってきたことや、ハリーのことを信用してくれるのかなってずっと不安だったの」

ハー「でも、あなたが上手くみんなをまとめてくれた……ありがとう」

『たいしたことしてないよ。生徒が困ってたから手を差し伸べただけだよ。それより、場所と日常を考えないとね』

ハリー「Aはホグワーツのどこが練習場所に適してると思う？」

『秘密の部屋は広いけど使えない。大広間は駄目。談話室は他の生徒もいる……アンブリッジやフィルチの目から離れた場所……誰も知らない場所…』

『___必要の部屋とかはどうかな？』

私の発言にハリーとハーマイオニーは首をかしげた。

ハリー「必要の部屋って？」

『本当にその場所を必要としている人が必要の部屋の前を通ると出現するの』

ハー「出現する？」

『うん。扉は壁と同化してて見えないけど、その前を通ったら出現するよ。それに、人が必要の部屋の中に入ったら扉は消える。だから最適だと思うな』

昔、生徒達が自分のものを隠すために使ったあの部屋が思い浮かんだ。

だけど、あの部屋は宝物だ。

それに、練習場所には使いにくい。

だから言うのはやめよう。