第39章 ページ39
「おい。
大丈夫か？」
洗面所でぼーっとしていると後ろに勝己くんが立ってた。
「あ、、、うん。大丈夫。」
「本当かよ。今日やめといた方がいいんじゃねーの。」
「やめてよ。楽しみにしてたんだから。私は大丈夫だから今日は思いっきり遊ぼう。」
「、、、おう。」
勝己くんは顔色の優れない私が少し心配なようだった。
「出久くん。おかえり！今日は高校生が放課後にしそうなこといっぱいしようね。」
そんな勝己くんを放っておいて私は朝練から帰ってきた出久くんにかけよった。
「うん！僕もプリクラとかはじめてだから楽しみ！ゲーセンはたまに行くんだけど、、、」
「え！？そうなの？どんな感じなんだろ？」
「アンタたちとりあえず朝ごはん食べちゃいなさい。」
「「はーい。」」
昨日もだけどみんなで食べるご飯ってなんだか暖かくて懐かしい感じがする。
「あ！オールマイトの新作フィギュアだぁ！ゲーセンでしか手に入らないヤツ！僕に取れるかなぁ、、、」
「これが欲しいの？」
オールマイトの何処がいいんだろう。
「じゃあ、これやってみようかな。」
「いーんかよ。Aじゃなくてデクのほしいもので。」
「私の目的はゲーセンでUFOキャッチャーすることだし。」
そう言って私は機械に100円を入れた。
それに景品が取れたとしても弔さんのところへ帰る可能性がある今は荷物を増やしたくない。
「これどうするの？」
「このボタン2つで移動するんだよ。こっちが横に動いてこっちが縦に動くんだ。」
なるほど。言われた通りに動かす。挟む部分が動き景品に当たる。
よし！これで取れる！
そう思ったのに景品はびくともしない。
「ねぇこれどうなってるの？」
「ちょっとずつ動かしてこのつっかえ棒の間に景品をうまく落とさないといけないみたいだね。次僕がやってみてもいい？」
そう言って出久くんがやると少しだけ動いた。
「これいけるんじゃない？」
「かせ！オレ様がやる。オメェら下手くそなんだよ。地味にちょこちょこ動かしやがって！」
そう言って次は勝己くんがやってみると景品が大きく動いた。
「さすが大きい口叩くだけあるね。」
「アァ！？」
「なんでもない。でもまだ落ちないね。」
「次は落とす！」
順番を無視して勝己くんがまた連続で操作をする。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 19時) (
レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 最初はどうなる!?って思ったけど今はほんわかしてますね！応援してます！ (2021年10月29日 20時) (レス) @page24 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2021年8月17日 12時
