第29章 ページ29
「私だって暇つぶしだよ！本気でやるわけないじゃん。」
「そんな必死になることねーだろ。」
ちょっと驚いた顔してる。
「ごめん、ちょっとムカついて。
あ、ついでにこれ教えてくれない？」
そう言って道徳の問題をみせた。
「爆豪勝己ならどう答える？」
「は？そんなんいいに決まってんだろ。そうじゃねーとヴィランボコボコにできねぇ。」
「ふーん、ヒーロー志望にしては意外だけど勝己くんの答えなら納得。どうしてヒーローの攻撃は賞賛されるの？」
「そんなん、知るか。俺はヒーローみてるだけのモブどもとはちげーんだわ。
まぁ、人間ってどっかしら感情で動く生き物だからちょっとでも不快な思いしてヒーローがヴィラン殴ってんのみんのスカッとすんじゃねーの？」
「さすが！ヴィラン連合からスカウトされただけある。」
「は？喧嘩売ってんのか？」
「どちらかと言えば、買ってる。」
話していてもやっぱり昨日のことが離れなくてついイライラして喧嘩腰になってしまった。
「、、は、、るかった。」
「え？何？」
「昨日は悪かったつってんだろ！」
「は？」
今、このタイミングで！？謝るの下手くそじゃない。
「別にいいよ。気にしてないし。」
嘘、気にしてる。
「犬に噛まれたとでも思っとく。」
勝己くんが私に噛み付いたところを片手でトンっと触った。
「犬がこんなんなるかよ。覚えとけよ、ちゃんと」
切なそうな顔でこっちを見つめる。
思わず目を逸らした。
「忘れた。寝たらやなこと忘れるから。」
「ハッやなことかよ。」
「もうこの話しないで。」
そう言って私は自分の部屋に戻った。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 19時) (
レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 最初はどうなる!?って思ったけど今はほんわかしてますね！応援してます！ (2021年10月29日 20時) (レス) @page24 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2021年8月17日 12時
