第21章 ページ21
「ねぇ、やっぱり変じゃない？」
「どこが？」
「何もかもだよ！ヴィランなのに雄英のヒーロー科に通っちゃうし、拐った人と攫われた人が一緒に登校するなんて！
、、、おまけに制服が似合ってるかも気になる。」
「似合ってるから心配すんな。
確かに側からこの状況は変だろうけどよ、変って言ったり俺たちのことジロジロみてくるクソは俺がぶっ殺す！」
「やっぱり変なんじゃんか。」
そう私は雄英高校ヒーロー科1-Aに通うことになった。今日はその登校の日。昨日勝己くんの家に泊まったのでその家から一緒に登校している。今日からクラスのみんなは一斉に寮に入るって聞いてる。私は明日みんなとは遅れて寮に入ることになるみたい。
大人が見えないところで24時間監視してるから心配ないんだとか。
まぁ、見えなければいないのと同じだから私は気にしない。
「そういえばクラスの子のこと知らないかも。勝己くんがわかる範囲で教えて。」
「知るか。」
「知らないはずないでしょ、自分が危険かもしれない中助けに来てくれた子達だよ？」
「うぜぇ。お前はババアか！」
「ババア！？ババアにみえるの？」
「ちげぇよ！バカ！」
そんな会話をしていたら雄英高校についた。
私たちが廊下を通ると溢れかえって賑わっていた学生たちが端に寄ったり自分たちの教室へ戻っていった。ヴィランだった私はやはり歓迎されていないみたいだ。
「何ブサイクな顔してんだ。笑っとけ。」
そう言って勝己くんに頬をつねられた。少し沈んでいたはずの気持ちが少し軽くなった。
廊下を歩いていると前に潜入した時にみた大きな扉があった。1-Aの教室だ。
ふーと私は息を整えて扉の前に立つ。扉を開けようとするが緊張で手が止まる。
すると勝己くんが私の後ろから手を伸ばしガラガラと扉を開けた。
「何ぼーっと突っ立ってんだよ。行くぞ。」
勝己くんがそうやって私の手を引っ張ってくれた。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 19時) (
レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 最初はどうなる!?って思ったけど今はほんわかしてますね！応援してます！ (2021年10月29日 20時) (レス) @page24 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん | 作成日時：2021年8月17日 12時
