1話 またやっちゃった ページ3
「ねぇ、A。あの子、四葉くんアイドルやってるらしいよ!!!」
「へぇ」
休み時間教室でミーハーな友達が私に興味のない話をふってくる。
「ねぇ、めぇぇっちゃかっこよくない?」
「そうだね、ああいうのイケメンって言うんだろうね」
「それにあそこにいる和泉くんも同じグループのメンバーらしいよ!
今まで話しかけづらかったけど、アイドルなら話しかけにいっちゃおっかなー!!」
きゃっきゃっとはしゃぎながら私に話かけてくる。
私は彼らがアイドルになったってわかった途端手のひらを返してきた友達に呆れた眼差しを送った
「はぁ」
「なんでため息つくのよ!」
「アイドルなんてくだらないでしょ」
「はぁ!!?あんたそれ私がTRIGGERが好きなこと知っていってんの!!!?」
「そうだったっけ?あなたいろんなアイドルの話するから誰が好きなのかわからなかったわ」
ふん、と私は彼女を鼻で笑った。
バチン
ときれいな音が教室に響き渡った
「サイテー!!!」
そう涙目で私をにらんだ。
友達は席に戻った。
クラス中の目線が私と友達に集中した
「あれは、坂本さんが悪いよ」「うっわ笑いったそーー」って声が聞こえてくる
一方友達には「大丈夫?」なんて周りのクラスメイトが駆け寄ってくる。
はぁ、またやっちゃった。中学でもこんなことあった気がする。私の口が悪いのがいけないのだ
放課後
「なぁ、あんたほっぺた叩かれてたよな、
大丈夫?」
四葉環が話しかけてきた
まだ痛いし、大丈夫じゃねーよ
「心配ありがと、お気になさらず」
「ふーん、でもまだほっぺた赤いよ?うちで冷やす?」
「ちょっと四葉さん!何いってるんですか!!!」
「寮に部外者を呼ぶつもりですか?しかも女性を!!!」
「うん、悪い?」
「本人抜きで話さないでくれる?」
「あ、ごめん。じゃあ行こっか」
おい
用意って四葉環は私の手を引っ張って教室から出て行った。
でも、教室にはいづらかったからよかったかも
「ちょっと四葉さん!!!」
後から和泉一織も荷物を持って走ってきた。
あ、私のバッグももってくれてるありがたい。
気づくと私は彼らの寮の前にいた
ここが、寮?
でかくない?金持ちの家くらいデカイ
金持ちの家なんて行ったことないんだけど、あ、九条も金持ちか
「ただいまー」
そう言って四葉環は寮の扉を開けた。
2話 だからは私はアイドルの寮なんて行きたくなかったんだって→←設定
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あーちゃん(プロフ) - 1.9さん» 嬉しいです!!ありがとうございます!もっと面白くしようと思うのでこれからもよろしくお願いします! (2019年3月21日 23時) (レス) id: cd9d964fba (このIDを非表示/違反報告)
1.9 - とっても面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年3月21日 17時) (レス) id: 47aa25969b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - かなとさん» ごめんなさい、忘れてました!!教えてくれてありがとうございます (2019年3月20日 4時) (レス) id: cd9d964fba (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月19日 18時) (レス) id: 434b3bbd63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーちゃん | 作成日時:2019年3月19日 14時