我慢をする意味６ ページ6
菅原Side
相澤が風邪をひいた。
澤村「相澤が風邪かぁ。はじめてだな。」
東峰「最近忙しかったし、疲れたんだろうな。」
西谷「あの、大地さん。」
澤村「どうした？西谷。」
西谷「今日は早めに部活切り上げて、相澤のお見舞い行きませんか？」
西谷が珍しく小さな声で、遠慮がちに提案してきた。
そんな西谷の後ろには田中も心配そうな顔で立っていた。
日向「相澤先輩のお見舞い行くんですか？」
澤村「うーん。俺達はいいけど、相澤の家の方に迷惑じゃないか？」
西谷「…ですよね。すんません！」
西谷が、少しひきつった笑顔で謝った。
菅原「あ、確か西谷と相澤って中学同じだよな。」
西谷「あ、はい。」
菅原「相澤って中学の頃からあんな感じなのか？」
東峰「あ、それ俺も気になるなぁ。相澤は中学の時ってどんな感じだったんだ？」
俺が相澤の中学時代の事を聞くと、周りに居た部員は西谷の方に集まってきた。
単純に気になった。
いつもどこか、寂しそうな顔をしている相澤の事が。
西谷「…話していいかは分からないんで、全部は話せないんスけど。」
西谷は暗い表情でそう言った。
菅原「中学時代、何かあったのか？」
西谷「まぁ、ありました。それは話せないんスけど、でも、中学の時相澤はあんな性格ではなかったッス。もっと、明るくて、いつも、笑ってました。」
あの相澤がいつも明るくて笑っていただなんて、全く想像ができない。
でも、懐かしそうに、少し嬉しそうに話す西谷の姿を見て、それが嘘だとは思えない。
影山「なんか、トラブルとか、あったんスか？」
西谷「そこら辺は話せねぇけど、でも、俺からすれば何でそんなくだらない事でって感じッス。」
くだらない事で、相澤は何かされたのか？
あるいは相澤が何かしてしまったのか？
でも、西谷の表情を見る限り、なんだか思い話のようだ。
澤村「…お見舞い、行くか。」
一同「え？」
澤村「お見舞いに行って、相澤に直接聞く。」
大地は胸を張ってそう言った。
澤村「あ、帰ってくれって言われたら帰るぞ？って事で、朝錬再開するぞ！」
一同「…ウス！！」
放課後、相澤のお見舞いに行く事になった。
心なしか、いつもより皆の調子が良いように見えた。
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はるちゃ(プロフ) - 桜朱さん» 今からでも考えて行動したら仲良くしている友人とも同じようなことが起きずに残りの高校生活も楽しめると思いました！ (2019年1月2日 23時) (
レス) id: 90ad3ef0d9 (このIDを非表示/違反報告)
桜朱(プロフ) - はるちゃさん» そんな偶然があるんですね…。友達の在り方って考えだしたらきりがないと思うし、難しいと思います。でも、一番は相手を思って行動することだと思います！ (2019年1月2日 17時) (レス) id: aff2664059 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃ(プロフ) - ミンティアパニーニ味さん» え、本当ですか？！有難うございます！(？)実際に去年の10月に起こってしまったことでした。もっと早くであってればよかったのと思いましたよ (2019年1月2日 13時) (レス) id: 90ad3ef0d9 (このIDを非表示/違反報告)
ミンティアパニーニ味 - はるちゃさん» 泣いた(突然)それ良いわ…アンタここで作者デビューできるわ… (2019年1月1日 22時) (レス) id: 7163f6fc3f (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃ(プロフ) - 続きになりますが、この小説を読んで本当の友人とは何か、友人の在り方？を気づかされた気がします！とてもよかったです。これから社会人になる身ですがもっと考えて行動しようと思わされました！ (2019年1月1日 20時) (レス) id: 90ad3ef0d9 (このIDを非表示/違反報告)
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