貴女がこの世を恨むまで【終】 ページ7
法子said
法子父「どういうことなんだ…
お前はあの場所で
私達を守るんじゃなかったのか。
どうしてここに…外にいる。」
法子「違うのお父様…聞いて…！」
なにこれ…
何かが勝手に 伝わってくる
法子父「ああ…どうして…何故…」
お父様の心が私に流れてくる
法子父【私は愚かな間違いをした
この存在は決して
外には触れさせてはいけないのに…
私は恐怖故に ただ閉じ込めてしまった
見てみぬフリをしてしまった】
法子「やめて…」
勝手に心が… 声となって耳に響く
·
やめて… 聞きたくない
法子父【この子は私と一族への
復讐をしにきたに違いない！
幽閉した我々を その力で殺すために！】
お父様の心から聞こえたその言葉に驚き、私は声を荒らげて必死に反論した。
法子「違う！私はお父様達を
恨んでなんてない！
殺そうだなんて思ってない！
お父様聞いて…私の力は…」
法子父「何故私の心を…
やはりお前はそうやって
人の心を覗いていたんだな！
我々の気を奪い！心まで読み！
一体何が目的だ！」
法子「ち…ちが…」
私がお父様の心を読んでいることに気づくと、お父様はさらに興奮して声を荒らげた。私は、すぐに否定して反論しようとしたけど、上手く言葉が出てこなかった。
───すると、不意に聞こえてきた
お父様の言葉が私の思考を停止した───
法子父【せっかく…
·
·
せっかくあの時
始末できたと思っていたのに！】
え…────
法子父【お前の存在は
人に不幸しか呼ばない！
その力はただの呪われた力だ！
代々その力を封印するのが我々が
一族のつとめだった】
知らなかった、知りたくなかった事実。それでも聞こえてくる声は、嫌でも耳に響いてくる。
前より鮮明で
はっきりとした心の声…言葉
法子父【人の心を食らう化物
それがお前だ！】
やめて…止まって…
どうして…勝手に…
制御が…できない
反論することもできず、蹲ることしか出来ない私は縋るようにお父様に手を伸ばした。
法子「お父様…」
法子父「お前はもう私の子ではない！」
でもお父様は、私を拒絶した。そして私は、お父様の札の術によって動きを封じられてしまった。
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文月(プロフ) - そちらも大変だったんですね。こちらは初めての合作をする機会があっただけで楽しかったですよ。寂しいですけど、元気でいてください。ありがとうございました。 (2021年4月17日 17時) (
レス) id: d9fb1865d4 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 成りすましのミリア、雪華も悪質なコメントである質問も合作を放置と誘いをしてしまったんです。誠に申し訳ありませんでした。作るの引退をしますのでお詫びします。 (2021年4月17日 15時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2020年10月11日 15時
