ヤツと話すなら喫煙室へ 3 ページ46
喫煙室を出た後、ハジメは13房に来た
ハ「オイお前ら今日はおとなしく…ぶっ。」ゴッ
ハジメが13房の扉を開けた途端、ハジメの顔面にゴミ箱がヒットした
ウ「このバカハジメ!!どの面下げて来やがったんだ!ゴラァ!!鬼!!悪魔!!」
ロ「おいウノ、やめとけって…。」
ハジメにゴミ箱をぶつけた超本人のウノはハジメに怒鳴り散らし、そんなウノにロックは制止を掛けていた
ハ「──…ったく、なんだよいきなり…。」
顔を抑えながらそう言うハジメにウノはハジメの胸ぐらを掴んだ
ウ「お前ジューゴを殺そうとしたろ!?アイツまだ意識戻ってねぇって聞いたぞ!!それに止めようとしたザックにも殴ったよな!?
なんであんなやり方したんだよ!
骨を折って血ヘド吐かせて…それがお前のやり方なのかよ!?
仕事ならなんでも許されんのかよ!?
仕事なら人でも殺すのかよお前は!!」
ザ「ウノ……。」
ハ「殺すさ。
それが仕事であればな。」
怒鳴ったウノに対しハジメは至って冷静にそう答えた
ハ「だが、あれはさすがにやりすぎたと思ってる。別に殺そうとしたわけじゃない。あと2〜3日すれば目が覚めるだろ。39番のことも悪かったと思ってる。」
ザ「いや…いいんだ別に…。」
ウノの手を弾きながらハジメはそう言い、ザックは曖昧な返事をした
ウ「アイツは
ノリは悪いし 字も下手くそだし 計算も苦手だし 運動も得意じゃない。遊びだって何ひとつ知らねぇ。バカみてぇに脱獄以外何にも出来ねぇヤツだ。
でもな
アイツは誰よりも俺らを一番理解してくれるヤツだ。
(アイツは『人』を理解してくれる。)
もし、お前の思ってる『ジューゴ』がただの『化物』なら
俺はお前こそ『化物』だと思うね。」
_____________________
In 喫煙室
再びハジメは喫煙室に戻り煙草を吸ってると星太郎が来た
星「主任どうでしたか?13房の様子は…」
ハ「追い出されたよ。」
星「めずらしいですね。彼らが主任を追い出すなんて。」
ハ「散々好き勝手言われた挙句『出てけ』だってよ。ガキのくせに偉そうにしやがって。」
星「やっぱり15番君のことが原因でしょうか?」
ハジメと星太郎が喫煙室で話していた頃、ウノは房の鉄格子越しで頬杖を付いて外を見ていた
ウ(やっぱり嫌いだ
『看守』なんて。)
24人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
文月(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです!今後も頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年8月13日 22時) (レス) id: ade396a63c (このIDを非表示/違反報告)
イディア - いつも楽しみに見ています!更新頑張って下さい! (2018年8月13日 21時) (レス) id: a76939c63d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:文月 | 作成日時:2018年7月29日 11時