波乱万丈！！新年大会編其の八 ページ35
ジューゴsaid
俺の前に両目を黒い布で巻いた男が現れた
ジ「ムサシ…！てめぇ…なんでここにいやがる…！？」
ム「俺はお前と同じそれなりの囚人ってことさ。」
苛立って問う俺に対してムサシはすました顔で答えた
ハ「なんだ？顔見知りか？囚人同士でもやっぱあるんだな。」
ジ「昔、別のムショで同室だったってだけだ。」
ム「ラッキーだぜ。またお前とやり合えるなんてな。」
ウゼェ！！
ジ「こっちはてめぇのせいで散々な目にあってんだ！何がラッキーだ。ふざけんじゃねぇ！！」
ム「あーらら、随分な言われようで。」
犬「ムダ口を叩くな。種目に集中しろ。」
ハ「てめぇ、ちゃんとやれよな。」
ジ「わーってるよ！」
俺は全員位置に着いた
鶴「それでは最終種目、よぉおおおい！！
スタァアアァト！！」 ドン
そして三鶴の掛け声と同時に俺達は駆け出した
ム「犬ちゃん、15番は俺にまかしてあっちよろしくね。」
犬「元からそのつもりだ。」
ジ「！」
走り出して間もないうちにムサシが俺に踵落としをし、俺は咄嗟に両腕で防いだ
ドガン
そしてムサシは今度は俺の両腕に殴ってきた
バキッ
ジ「…いってぇ。」
ム「このくらいで後ずさるなんて随分訛ったもんだなぁジューゴ。昔の勢いはどうした？俺の目をやった時の勢いは？」
そう言ってムサシは布越しに自分の目に手を置いた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ハジメsaid
ビュッ
バシィン
犬の鞭が俺の左腕に巻き付いた
犬「行かせぬぞ。
今年こそ私はお前に勝ち、南波一の称号をいただく…！」
はぁ？
ハ「相変わらずうるせぇ犬っころだな。そんなに一番が欲しいならくれてやるよ。」
犬「貴様は何もわかっていない。」
そう言うと犬のヤツは鞭で俺ごと上に高く上げた。そして俺の身体はそのまま急降下した
犬「あの方に認めていただくためには、貴様への勝利の他にないのだ！！そのまま頭蓋を叩きつけてくれる！！」
俺は空中で回転し体制を整え、地面に着地した
ぐるん
ダン
犬「！」
ドッ
バギィン
俺は着地したと同時に犬に向かって殴りつけたが犬は寸前のところで鞭で防いだ
犬「やっとやる気になったようだな。」
ハ「はぁ？やる気なんて最初からねぇよ。」
俺は苛立ちながら2丁の拳銃を取り出した
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文月(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！今後も頑張りますのでよろしくお願いします！ (2018年8月13日 22時) (
レス) id: ade396a63c (このIDを非表示/違反報告)
イディア - いつも楽しみに見ています！更新頑張って下さい！ (2018年8月13日 21時) (レス) id: a76939c63d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2018年7月29日 11時
