波乱万丈！！新年大会編其の七(続) ページ32
猿門said
猪「あーあ。こんなにボロボロになっちまって情けねぇなぁ。」
猿「てめーに言われたかねぇよ。」
治療を終え、医務室の椅子で不機嫌になっている俺に猪里が話し掛けて来た
猪「まぁお互い負けたもん同士そう睨むなよ。主任。やっぱり71番の作る薬はよく効くなぁ。もう治ってやがる。」
猿「オイあんまり口に出すんじゃねぇよ。」
何処で誰が聞いてるのかわかんねぇんだから
猪「囚人のくせに大した腕だよ。一体どうやって作ってるかは知らんがただの草花から薬も毒も作りやがる。まぁそれでここに来たからな。毎回取り上げてもキリがねぇ。どうせ…」
猿「あぁ流石に猛毒は作らなくなったが隠し持っていたよ。」
俺は呆れながら71番のことを思い出した
チ『しびれ薬くらいならいいっしょ？やめろって言っても使うよ。俺だって欲しいもんがあるんだからさ。』
猿「ヤツの薬の効力は風向き上、25番と39番に届いていたハズなのに25番はまったく効かなかったらしい。」
猪「はぁ？どういうことだ？」
71番が言うには
猿「薬慣れしすぎてて効かなかったんじゃねぇかって…。」
猪「あー…薬漬けにされた病人は無敵だったってことかー…。」
ああ、それを聞いた時頭が痛くなったよ…
猿「39番には効いていたんだが気合いで押し切って71番に攻撃したそうだ…。」
猪「いやー…気合いでも71番の薬に勝てたことに凄いと思いましたよ…。」
まったくだ
猿「ハジメのヤツに至っては論外だ。ヤツはあの状況で1度も薬効力が及ぶ風下に立たなかった…！」
猪「まさか…気付いていたってのか？5舎の囚人を知っていても71番の薬については俺達しか知らねぇはずだろ…！？」
わからねェ…それが直感なのかどうなのか…
猿「まったく気味が悪いほど底知れねぇヤツだ…。
くそ…！やっぱり気に入らねぇ…。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
In 喫煙所
ハ「ふー…。」
喫煙所で煙草を吸いながら一休みしているハジメ。すると星太郎から連絡が来た
星『主任！25番君を医務室に送りました。とりあえずこのままボクが付き添っておきますね。』
ハ「ああ頼んだ。」
そう言ってハジメは通信を切った
ハ「それにしても、やっぱり徹夜明けはキツイな…。超眠い。」
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文月(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！今後も頑張りますのでよろしくお願いします！ (2018年8月13日 22時) (
レス) id: ade396a63c (このIDを非表示/違反報告)
イディア - いつも楽しみに見ています！更新頑張って下さい！ (2018年8月13日 21時) (レス) id: a76939c63d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2018年7月29日 11時
