番外編『escape B5』vol.2(続2) ページ30
ザックsaid
ウ「てめぇいい度胸じゃねぇか。表出ろ！！」
ザ「もう表に出てるぞ俺達。」
ウ「っるせぇよ！！」
冷静にツッコんだ俺にウノは怒鳴った
するとジューゴはウノの肩を掴んで止めた
ジ「おいやめとけウノ。こいつムショでは喧嘩屋で有名なヤツだったんだよ。」
ウ「んだよジューゴ。あいつ知り合いか？」
指差すなウノ
ジ「まぁ、そんなとこだ。こいつはアメリカの刑務所で知り合った69番。俺らは『ロック』って呼んでた。喧嘩っ早いが別にそこまで悪い奴じゃねぇよ。」
ロック…って言うんだなこの人
ウ「いいか。ジューゴの知り合いだから特別見逃してやるんだからな。勘違いすんなよ。」
ロ「はっ俺だってお前みたいなヘンテコみつ編みお断りだ。」
ウ「んだとぉ！？」
俺はまた突っかかろうとするウノを抑えた
ザ「落ち着けウノ。連れがすまないな。俺はスペインの刑務所でジューゴと一緒だった39番のザックだ。よろしくロック。」
俺はロックの前に手を出した
ロ「ああ、よろしく…。」
ロックは俺と握手をかわさず挨拶をした
まだ俺のことも信用してねぇのかな？
ジ「つーかお前もまた脱獄したのか？」
ロ「ああ、新しく入ったムショのメシがまずくてな。」
それで脱獄したのか…
ウ「そんで脱獄して食い逃げかよ。しょーもな。」
ロ「ちげーよ。俺は食い逃げなんざしてねぇ。金は俺の連れに預けててよ。俺が少し席外してる間にそいつがいなくなっちまったんだ。だからその連れを捜してくるって言ったら食い逃げだって騒がれちまって…。このままだとサツ呼ばれちまうから慌てて捜しに出てきたんだよ。」
なるほど…。状況はわかった
ウ「そんなのただ金盗って逃げただけじゃねーか。」
ウノの言うことにも一理あるな
ロ「ちげーよ。アイツはそんなことしねぇ。それに大体行きそうな場所もわかってる。アイツは漫画やらアニメとかが好きだからな。所謂『オタク』ってやつだ。だから近くの本屋にでもいるはずなんだよ。」
こうして俺達はロックの連れを捜すため本屋に行くことになった
ジ(オタク…？)
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文月(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！今後も頑張りますのでよろしくお願いします！ (2018年8月13日 22時) (
レス) id: ade396a63c (このIDを非表示/違反報告)
イディア - いつも楽しみに見ています！更新頑張って下さい！ (2018年8月13日 21時) (レス) id: a76939c63d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2018年7月29日 11時
