波乱万丈！！新年大会編其の三(続4) ページ14
ウノsaid
鶴「いにしえのー…」
パシィン
俺は読まれた札をハニーより先に取った
ハニー「ば…馬鹿な…さっきまで1枚も取れなかったくせに。」
ウ「教えてやろうか？」
動揺するハニーに俺は答えた
ウ「アンタの『癖』は3つ。
1つは取る札を『目で追うこと』、2つ目は『重心が右に傾いている』こと、アンタは右側の札を取るのが異様に速かったからな。そして3つ目は『中指』、アンタは人差し指よりも中指を中心にしてものを差す癖がある。札を取る際いちばんよく伸ばしてたのは中指だった。
今詠んだ歌の場所はお前の『右の視線の先』で『傾き方』からいちばん奥の伸ばした『中指』の先。」
ハニー「そんな一瞬の動作を判断したというのか。」
ウ「丸裸にされた気分はどうだ？ああん？」
俺はニヤリと笑ってハニーを挑発した
ハニー「ざ…ざけんじゃねぇぞこのクソイカサマ師が！！どうせ何か仕組んだに決まってる！このイカサマ師が！！」
遂に本性を表したハニーは髪の毛が矢印になって鬼の形相で中指を立てて怒鳴った
ウ「アンタその『中指(クセ)』直した方がいいぜ？顔が良くても女の子にモテねぇぞ。」
ト「なんて奴だ。まさかこんな…。」
ウ「お前もついでに教えてやるよ。」
俺は今度はトロワに指を差して言った
ト「僕にはそんな『癖』はない！取れるものなら取ってみろ！」
鶴「難波江のー…」
バシィィン
読まれた札は俺の手の中にあった
ウ「もう攻略済みなんだよ。お前の『癖』は2つ。
1つは『口の動き』、お前は右に動く時に若干口を開け左に動く時固く閉じる。2つ目は『目の瞬き』、近くにある札を取る時は瞬きを１回、遠い場合は2回する。
音がなくたって『見えて』いれば簡単なんだよ。」
覚えときなド素人
勝負ってヤツは甘くねぇんだ
ウ「俺さ、どうしても欲しいもんがあるんだよね。ここの囚人達はみんなノリがいいんだ。みんな楽しく俺とギャンブルをしてくれる。いつだって本気でやってくれる。
俺はもっと奴らと賭けごとがしたい！！もっと遊びたい！！そのために俺は優勝してここに娯楽室を作る！！
だから勝つ！！
残念ながらまだまだあるぜお前らの『癖』、『仕草』、『特徴』…次はどこを指摘されてほしい？俺はまだまだ遊び足りないんだ。」
〜一方、観客席〜
ハ「『娯楽室』って…13舎に作る気か？そしたら管理するの誰だと思ってんだアイツ…。」
ジ「遊び人の考えはよくわかんねぇな。」
鶴「勝者13舎。」
ウ「男は顔じゃねぇってな！」
波乱万丈！！新年大会編其の四→←波乱万丈！！新年大会編其の三(続3)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
文月(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！今後も頑張りますのでよろしくお願いします！ (2018年8月13日 22時) (
レス) id: ade396a63c (このIDを非表示/違反報告)
イディア - いつも楽しみに見ています！更新頑張って下さい！ (2018年8月13日 21時) (レス) id: a76939c63d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：文月 | 作成日時：2018年7月29日 11時
