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第5話 ページ7

三ツ谷side






自分から言ったが、距離が近い








Aは教科書を一瞬覗こうと、前のめりになって、
俺の肩にAの肩があたる








ドキー!!っと心臓が飛び跳ねた














シャーペンを握っている手が、硬直する















平然を保て平然を保て・・・








Aはなんとも思っていないのだ









考えれば考えるほど、

意識してしまう





左隣に密着して座るAから、
男とは思えない良い匂いがする












その匂いがより俺の胸を高鳴らせて、









もう先生の授業の声なんか聞いちゃいない












『三ツ谷ぁ』


















ビク!!






「な、なんだ」







『次、体育でしょ





次実技って考えたら俺眠くなっちゃった、
寝たい・・・』



「だ、ダメだろ寝たら・・・!
起きろ!!
ゲーム機没収じゃ済まなくなるぞ!

というか、なんで堂々とゲームして怒られないと思ったんだよ・・・」



『、、だって、

他にすること無かったんだもん』





はあ、







思わずため息がでる

気力が感じられない声、
Aらしい意味のわからない理由、

そこもまたなんだか
可愛らしいなと思ってしまう俺はおかしいのだろうか














「えー、ページをめくって、〜〜〜〜」


先生の声に合わせて教科書のページをめくる







すると、俺のページをめくる左の腕がAに少し当たる





「あ、わり・・」


『ん、』


「えっ、?」






すると、突然当たった左腕のセーターの端を掴まれる









『・・・三ツ谷って、良い匂いするな・・・』






「ぇっっ!!」



ドッキーーー!!と心臓が飛び跳ねた

顔がみるみる赤くなっている感覚





そ、それは、、さっきまで俺がお前に思っていたこと、!
心臓がうるさすぎて、返答に戸惑う


「あ、そっ、そうか、」




アーーーーーーーっ






くそ、なんでこいうときに変な素っ気ない態度とっちゃうだよ俺!!
せっかくAから俺にこんな形で褒めてくれたのに!!
あーーーっ、もう心臓うるせえ
お願いだ誰か時間を5秒前に巻き戻してくれ!!





脳内でこんな風にAの事で取り乱しているなんて、
コイツは思ってもいないんだろうな



















左を少し横目で見る













眠そうに目を細めてウトウトしているA



















あ"ーー可愛い

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シロ☆ - 紫侍。さん» いえいえ これからも頑張ってください!応援します!! (1月11日 22時) (レス) id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - シロ☆さん» コメントありがとうございます<(_ _)>最近更新がとても遅くなってきていますが、これからも引き続き頑張ります。楽しみに待っていただいて本当にありがとうございます! (1月7日 17時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
シロ☆ - 続き楽しみにまってます!! (1月6日 23時) (レス) @page38 id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - たまごさん» コメントありがとうございます<(_ _)>楽しみにしていただいて嬉しいです!更新頑張ります。 (12月11日 14時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ヤダ急展開!!!!!!可愛すぎる!!!更新楽しみにしてます! (12月11日 9時) (レス) id: fd5e919b08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫侍。 | 作成日時:2023年9月27日 21時

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