三ツ谷隆が恋する無気力男子

第46話 ページ48

夢主side







「なあなあ、因みにどこまでしたんだよ！？」



どこまで、というのは
つまりその
恋人同士のスキンシップの話だろうか


興味津々なマイキーさんに、
目を合わせて話すことができない


『えっと・・・』


「例えば、
ぎゅーとか、！ちゅーとか、！あとはせっ((バシャンｯ」



『えっ！？』

マイキーさんの言葉を遮り顔面に大量の海水が
浴びせられる


髪やら顔やら服やらがびしょびしょになったマイキーさん


『え、・・・っぇ、、』

こいうときに焦って「大丈夫ですか」の一言も言ってあげられないどころかえ、え、しか言えなくなっちゃう
腐れコミュ障おれ





「っしゃー！！
マイキーにプリティカルヒット！！」
「場地さんクリティカルヒットっす！！」

「・・・てめぇか・・・・場地・・・」


マイキーさんに海水をかけたのは場地さんみたいだった
「沈めてやる！！！！」
と叫びながら場地さんに襲いかかるマイキーさん


「っおい！！マイキーこっちにもかかってんだよ！！」
二次被害を食らってキレるドラケンさん


それを見て面白がりながら水面を足で蹴って
海水をかける三ツ谷や千冬さんやパーちんさん


仲良く喧嘩する東京卍會のみんなが、

最初の“怖い”という第一印象を
忘れてしまいそうになるほど
微笑ましかった

こうしてみると、
やっぱりみんな中学生で、子供だった

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