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第44話 ページ46

夢主side






『わっ、つめたい』



「慣れたらそーでもねーよ?
ほらっ!もっとこっちまで来いって!」

三ツ谷に腕を引っ張られて、水しぶきを浴びながら
もっと深い所まで誘導される

制服のズボンが捲っているとはいえ、
濡れるか濡れないかギリギリのところまで来た
『うっ・・・』
「あはは!Aって寒がりだな!」

水の冷たさに身を縮めていると、
三ツ谷に笑われる
どうしてこんな冷水を膝下まで浸かって
平気でいられるんだろうか






「おーーい!!」

すると遠くからなんだか聞き覚えのある声がした
三ツ谷と一緒に振り返ると、
そこには三ツ谷と同じ特服を着た金髪の人と、
他にも何人かいて、
はっとする

『あ、マイキーさん』

「げ、マイキー・・・」


俺らと同じようにズボンの裾を捲ったマイキーさんが、
こちらへ向かって走ってくる

「おい待てマイキー!」
その後ろで、マイキーさんのあとを追いかける
ドラケンさん

「ひっさしぶりーっ!Aー!!」
『・・・はぃ』

陽キャこわ


「なになに、2人で放課後デート??」
ニヤニヤしながら茶化すマイキーさん
うん、そーだけど
そーだけどそーとはいえるわけないよね

「マイキー、ズカズカとすぐ人の話に
割り込むんじゃねえよ」
そんなマイキーさんを注意したのは、ドラケンさんだった
やっぱりドラケンさんって、
マイキーさんの保護者みたいだよなあ


「あれ、・・・あいつらもいんのかよ」
三ツ谷の視線の先を追っていくと、
そこには三ツ谷達と同じ特服を着た黒髪の人と、
金髪の人2人

あの人たちも東京卍會か



三ツ谷がその人たちに向かって手招きすると、
ぞろぞろとやってくるイカつい不良達
近づいてみるとおっかなさが桁違い
チビりそう


「誰だそいつ」
やってきて最初に口を開いたのは黒髪の人

「俺の同じクラスのA

こいつら、右から順に場地、千冬、パーちん
あ、別に覚えなくていいからな」

覚えなくていいんだ

「なんでだよ、

三ツ谷のだちか・・・随分ひょろひょろしたやつだな」

俺の体をジロジロと見てくるこの目つきの悪い人は、
ぱーちんさん

らしい


怖い・・・・



「あれ、そーいえば三ツ谷くん、Aさんの話よく
してますよね
初めて本人に会いました」
千冬さんがそいうと、三ツ谷がボンッと爆発した

『・・・え?』
「わ、顔真っ赤」

「あー!Aって、あのAか!
よく三ツ谷が話してる!」



場地さんも続いて言うと、
三ツ谷が慌てて俺の耳を塞いだ

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シロ☆ - 紫侍。さん» いえいえ これからも頑張ってください!応援します!! (1月11日 22時) (レス) id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - シロ☆さん» コメントありがとうございます<(_ _)>最近更新がとても遅くなってきていますが、これからも引き続き頑張ります。楽しみに待っていただいて本当にありがとうございます! (1月7日 17時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
シロ☆ - 続き楽しみにまってます!! (1月6日 23時) (レス) @page38 id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - たまごさん» コメントありがとうございます<(_ _)>楽しみにしていただいて嬉しいです!更新頑張ります。 (12月11日 14時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ヤダ急展開!!!!!!可愛すぎる!!!更新楽しみにしてます! (12月11日 9時) (レス) id: fd5e919b08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫侍。 | 作成日時:2023年9月27日 21時

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