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第41話 ページ43

夢主side





どうしたものか


俺にはあそこに行って割って入ることなんて
できない

でも、三ツ谷に会いたい

もう、すぐそこ

すぐ目の前にいるのに会えないもどかしさ

どうしたらいい




「?三ツ谷あんたさっきからどこ見てんのー?」


「ん?、ああ、いや
なんかかわいい猫がちらちらさっきから
こっち見てきてるなーと思ってさ」



「はぁ〜?
ねこ〜?」




え、ねこ?

猫なんかいたんだ、

へ〜




いや、違う、そうじゃない

どうやって三ツ谷の所までたどり着けばいい
いや、もうたどり着いてはいるんだけど



「なあ、さっきから丸分かりだぞ
そこのちっこい猫ー

ビビってないで出てこいよ、



















A」



『んぇ、』



バレてた??

でもおれ、覗いた時は
確かに1度も三ツ谷と目は合わなかった

絶対に気づかれないようにと
細心の注意をはらったはず




恐る恐る門から体をだして、
震えながら三ツ谷の元まで歩く





「ぇ!今朝の!!」

「えーっ、誰この子、
うちの学年ー?」

「確かに猫っぽい、
なんかかゎいぃこの子ー」


俺が歩いてくると、
まるで面白いおもちゃでも見つけたかのように
きゃっきゃとはしゃぎだしたぎゃるたち


「この子三ツ谷の友達ー?」

「うちよりちっこくね?
女みたいかゎいぃンですけどー」

「Aくんていうの、
ょろしくねぇ〜」


『・・・・・』



「こいつ、あんまり他人と喋るの得意じゃないから
揶揄ってやるなよ」



「えーー、人と喋んの得意じゃないのに
三ツ谷には懐くんだ〜?」

「まぢ猫ぢゃん」

「かゎぃ〜〜」





「じゃあ俺らもう行くから
またな」



「ぅん、じゃーねー三ツ谷ー」

「ばぃばぁい」

「Aくんもまたね〜」


『・・・・』




え、なんて反応すればいいの、おれ

いっか、反応しなくて


「じゃあ、A、後ろ乗って
あとこれ、ヘルメットつけてな」

黒いヘルメットを俺にわたし
バイクのエンジンをかけだした三ツ谷

俺にはヘルメットつけさせんのに
自分はつけないんだ




言われた通りヘルメットを被って三ツ谷の後ろに乗る

わ、ヘルメット重



「危ないからちゃんとつかまっとけよ」


そう言われたので、三ツ谷の腹にだきついて
頬が三ツ谷の背中にくっつくくらい
密着する


「っ!!」

『・・・?、
俺が振り落とされないように安全運転でお願いします』


「・・・好きな子乗せて安全に運転しないわけないだろ」

『うん、信じてる』

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シロ☆ - 紫侍。さん» いえいえ これからも頑張ってください!応援します!! (1月11日 22時) (レス) id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - シロ☆さん» コメントありがとうございます<(_ _)>最近更新がとても遅くなってきていますが、これからも引き続き頑張ります。楽しみに待っていただいて本当にありがとうございます! (1月7日 17時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
シロ☆ - 続き楽しみにまってます!! (1月6日 23時) (レス) @page38 id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - たまごさん» コメントありがとうございます<(_ _)>楽しみにしていただいて嬉しいです!更新頑張ります。 (12月11日 14時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ヤダ急展開!!!!!!可愛すぎる!!!更新楽しみにしてます! (12月11日 9時) (レス) id: fd5e919b08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫侍。 | 作成日時:2023年9月27日 21時

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