第36話 ページ38
夢主side
俺の肩を掴む三ツ谷の手の力が
より一層強くなる
「俺、Aのこと、結構前から好きだった
かわいいし、いい匂いするし
全部好き
友達として一緒にいられるだけでも満足だったけどさ
本人にそんなこと言われちゃ
もう友達じゃ満足出来ないわ
なあ、A
今日から、
今から、俺の恋人になってくれねぇか?」
真正面から馬鹿正直に告げれられる、
三ツ谷の言葉
こんなの、初めてだった
こんな風に思われてたなんて、
知らなかった
三ツ谷がこんな目をするなんて、
知らなかった
『・・・うん、
うん、いいよ』
段々顔が火照っていくのが分かる
さっきまで三ツ谷の耳が赤いのをからかったが、
俺も人のこと言えないのかもしれない
俺が小さく頷くと、
目を大きく見開かせて、
ぎゅうっと思いっきり俺に抱きつく三ツ谷
『んぶっ』
身長差があるので三ツ谷の胸に顔が押しつぶされて、
変な声が出る
「おれ、今日が命日かも・・・・」
いや、付き合って1日目で4なれたら困る
『な、三ツ谷
おれ、本当はちょっと前から起きてたんだ
でも、起きた時すぐに状況理解して、
三ツ谷に家までおぶって貰ってんだなって
分かったんだけど
三ツ谷に背負われるの、
心地よくて
起きたこと言わなかった
ごめん』
俺が三ツ谷の胸の中で申し訳なさそうに話すと、
「そーだったのか・・・
謝らなくていい、
別に何も悪いことしてないだろ」
それに、そのおかげで付き合えたんだし
と付け足す三ツ谷
数秒前までただの友達だった三ツ谷が、
今は“恋人”なんて、
変な感じだ
実感が湧かない
自分から付き合ってみないかと提案したものの、
三ツ谷に好意を抱かれていたのに内心かなり驚いている
「ありがとう、A
帰ろう
家まで送る」
『・・・・うん、ありがとう』
三ツ谷から自分の分のカバンを受けとり、
帰り道の途中を2人ならんで歩く
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シロ☆ - 紫侍。さん» いえいえ これからも頑張ってください!応援します!! (1月11日 22時) (レス) id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - シロ☆さん» コメントありがとうございます<(_ _)>最近更新がとても遅くなってきていますが、これからも引き続き頑張ります。楽しみに待っていただいて本当にありがとうございます! (1月7日 17時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
シロ☆ - 続き楽しみにまってます!! (1月6日 23時) (レス) @page38 id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - たまごさん» コメントありがとうございます<(_ _)>楽しみにしていただいて嬉しいです!更新頑張ります。 (12月11日 14時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ヤダ急展開!!!!!!可愛すぎる!!!更新楽しみにしてます! (12月11日 9時) (レス) id: fd5e919b08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫侍。 | 作成日時:2023年9月27日 21時