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第31話 ページ33

夢主side








試験前日、

より一層緊張感を持って教科書の問題を解く




「だいぶ問題解けるようになってきてはいるけど

A、計算ミスとか単語のスペルミスとか


ケアレスミス多いから、気をつけろよ」




『合点承知』




「不安だなあ・・・」



ここまで付きっきりで勉強を教えてくれた三ツ谷だが、



『報酬は』


「?」



『報酬、

勉強教えてくれたお礼
何がいい?』




きっちりお礼はしなくちゃいけない




「え、あー、そういや考えてなかったな」



『なんでもいーよ、
三ツ谷のおかげで結構勉強分かるようになってきたし』




「んじゃー、考えとく」



『うぃ』







ジュースでも漫画でもなんでも買うつもりだが

三ツ谷の欲しいものが正直予想できない





だが今の俺にはそんなこと呑気に考えていられる暇
なかった


まだ完全に試験範囲が終わった訳では無い






黙々と問題を解いていく


三ツ谷も俺がSOSを出すまでは、
自分の勉強をしている





鉛筆の音と放課後の涼しい風が靡くカーテンの音
しか聞こえない、

なんだか寂しげな教室の中で

2人でそれぞれ勉強しているこの時間は、


嫌いじゃなかった




寧ろ好きな空間かもしれない





決して勉強が楽しい訳では無いが、
出来たら三ツ谷に褒められる

1週間前の俺より確実に解けてきている


それだけで勉強が苦じゃなくなった





やっぱりおれはおれなので、
1週間かけて勉強してもきっとどの教科も
半分以上の点数は取れないのかもしれないが



赤点を回避できる自身は微かにあった


ゲーム機没収令は免れるかもしれない











「わりい、ちょっとトイレ行ってくるわ」





席を立った三ツ谷に、

んー

と適当に返事を返して、
三ツ谷は教室を出ていく

















 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


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シロ☆ - 紫侍。さん» いえいえ これからも頑張ってください!応援します!! (1月11日 22時) (レス) id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - シロ☆さん» コメントありがとうございます<(_ _)>最近更新がとても遅くなってきていますが、これからも引き続き頑張ります。楽しみに待っていただいて本当にありがとうございます! (1月7日 17時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
シロ☆ - 続き楽しみにまってます!! (1月6日 23時) (レス) @page38 id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - たまごさん» コメントありがとうございます<(_ _)>楽しみにしていただいて嬉しいです!更新頑張ります。 (12月11日 14時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ヤダ急展開!!!!!!可愛すぎる!!!更新楽しみにしてます! (12月11日 9時) (レス) id: fd5e919b08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫侍。 | 作成日時:2023年9月27日 21時

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