第30話 ページ32
夢主side
昨日寝る前に心の中で密かに思った
寝て起きたら
脳みそだけアインシュタインになってないかな
なんて虚しい願いは成就することなく
いつも通りのゲーム脳のまま目が覚めた
この願いが本当に叶っていたら
どれだけ楽なことか
今日も昨日と同様、放課後の勉強に
三ツ谷に付き合ってもらう
『分かんない・・・』
と呟くと、
「もーーしょーがねーな、」
と溜息混じりに教えに来てくれる
ちょろい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「すげー、
ここと、ここと、ここと・・・
ここもあってんじゃん、
すごいなA」
昨日より成長した、
よしよし
と撫でられるのが心地よくて、
思わず目を瞑って三ツ谷の手に頬を擦り寄せてしまう
「ぇ、」
小さくて弱々しい声が聞こえたので目をけてみると、
そこには顔を真っ赤にした三ツ谷がいた
『・・・?
三ツ谷から撫でてくれたんだろ』
「いや、
わ、わり、なんでもない、」
目を逸らして明らかにいつもとは様子が違う
三ツ谷に疑問を抱きながら、
三ツ谷に指示された問題を解く
もしまたあってたら、もう1度撫でてもらえるかもしれない
ただの親切な友達に甘やかされて、
自分はすごいのだと錯覚しそうになるが
まだ試験範囲の1部にも満たない単元を終えただけだ
そう思うと倒れそうになるが、
三ツ谷も俺でも分かるようにと
必死に教科書の内容を何度も読み返して
教え方を考えてくれている
そんな様子を見て、弱音なんて吐いてられないな
と思いながらもう1度教科書に向き直す
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シロ☆ - 紫侍。さん» いえいえ これからも頑張ってください!応援します!! (1月11日 22時) (レス) id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - シロ☆さん» コメントありがとうございます<(_ _)>最近更新がとても遅くなってきていますが、これからも引き続き頑張ります。楽しみに待っていただいて本当にありがとうございます! (1月7日 17時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
シロ☆ - 続き楽しみにまってます!! (1月6日 23時) (レス) @page38 id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - たまごさん» コメントありがとうございます<(_ _)>楽しみにしていただいて嬉しいです!更新頑張ります。 (12月11日 14時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ヤダ急展開!!!!!!可愛すぎる!!!更新楽しみにしてます! (12月11日 9時) (レス) id: fd5e919b08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫侍。 | 作成日時:2023年9月27日 21時