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第26話 ページ28

夢主side






「A!今日駄菓子屋寄って帰ろーぜ!」



ある日突然、

隣の席の三ツ谷がこんなことを言い出した




『・・・ん』

別にいーけど









 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄






「何気に久しぶりだなあ
ここの駄菓子屋来るの」



最初は突然なんなんだと思ったが、
言われた通り帰りに駄菓子屋によってみると、
小学生の頃の思い出が蘇り、

結局来てよかったなあと思う



「Aってさ、小学生の時駄菓子屋とか
行ってたの?」




こくん
と黙って頷くと、

へ〜
といかにも
意外だと言いたげな顔で返される




「あ!!
このゼリー懐かしい!
小学生の時よく買ってたなあ」




すると三ツ谷が次々と並べられている商品を指さしながら
懐かしそうに声を上げている



俺も昔よく買っていた10円のグミを見つけて、
思わず足が止まる




「A、それ欲しいの?」


欲しいけど

買いたいんだけど


『お金・・・持ってきてない』





俯いて俺が応えると


黙って次々とカゴに駄菓子を詰め込んだと思えば、
駄菓子屋のおばあちゃんの所へ行って
さっさと会計を済ませる


袋も貰わずに
両手いっぱいに駄菓子屋を持った三ツ谷が
店の前のベンチでドカッと座った



「ほら」




『・・・・』




すると今度は
俺がさっき見つめていたグミを渡そうとしてきた




『いい』




三ツ谷の金だし、

別にそこまでして食べたかったわけでもない





「良いって、
受け取れよ」





『いい』





何故そこまでして俺に渡したがるんだろうか




「・・・。強情な奴め」





三ツ谷は不貞腐れた顔をして
突然俺の右手を引っ張る



『!?』

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シロ☆ - 紫侍。さん» いえいえ これからも頑張ってください!応援します!! (1月11日 22時) (レス) id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - シロ☆さん» コメントありがとうございます<(_ _)>最近更新がとても遅くなってきていますが、これからも引き続き頑張ります。楽しみに待っていただいて本当にありがとうございます! (1月7日 17時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
シロ☆ - 続き楽しみにまってます!! (1月6日 23時) (レス) @page38 id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - たまごさん» コメントありがとうございます<(_ _)>楽しみにしていただいて嬉しいです!更新頑張ります。 (12月11日 14時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ヤダ急展開!!!!!!可愛すぎる!!!更新楽しみにしてます! (12月11日 9時) (レス) id: fd5e919b08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫侍。 | 作成日時:2023年9月27日 21時

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