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第25話 ページ27

夢主side





朝、学校へ来ると、


「あ、A!おはよ!」





頭に包帯を巻いた三ツ谷がいた






『・・・ん』



左頬も微妙に青くなっている

勝ったのかなあ
負けたのかなあ
痛いかなあ
もう昨日で抗争終わったのかなあ



気になることは山ほどあったけど
聞けなかった



「A


昨日で抗争
決着ついたんだ

だからさ




今日
一緒に帰ろーぜ」



『・・・ん』




一緒に帰るのなんて久しぶりだ

これでもう三ツ谷と距離置かなくて良くなる
いつも通りに戻るんだ


「A、今日はゲームしねーの?
まだ先生来るまで時間あるけど」


『・・・話すから』



「・・・ぇ?」



『今日は三ツ谷と話すから
いい』


「えっ」


爆発したみたいにボンッと顔が真っ赤になった三ツ谷

俺なにか変なこと言った?

言葉足らずなりに頑張ったんだけど


今まで三ツ谷と話せていなかった分を
賄わないと気が済まない

まあ、話すと言っても
俺基本聞く専だから会話になんないけどね



「そ、そっか、、(俺と・・・話したい・・・)


A、勇者のゲームのやつ
今順調?」



『・・・ん』


「なんか倒した?」



『すらいむ』


「へー、強かった?」



『ううん』




「楽しそうだよな、
今度俺もやってみようかな」



『・・・貸す』


「えっい、いいよ!!
いつか小遣い溜まったら自分で買うって!!」



三ツ谷の家は忙しい

片親でお母さんはいつも働いてくれているらしい
その上幼い妹が2人いる
母親を心配させない為にも
基本妹の面倒は三ツ谷がみている
長男、と言ってもまだ三ツ谷も中学生なのに

ちょっとプレイしてみたいくらいなら
俺が貸した方がいいに決まってる






カバンから自分のゲーム機を取り出す


電源をつけて三ツ谷に渡す



『・・・4にそうになったら俺がなんとかするから』

「え、あ、お、おう」


渋々ゲーム機を受け取った三ツ谷
慣れない手つきで勇者を操作する

初心者の動きとは、
初々しくて見ていて面白い


そこで三ツ谷が一体、現れたゴブリンに攻撃する
ゴブリンはこのゲーム内で最も弱いモンスターなので
たった2回の攻撃で倒すことができる



「おっおお!」


攻撃をうけることなく倒せたらしく、
嬉しそうに声を上げる三ツ谷


反応面白いなあ
今度また別のゲーム三ツ谷に貸そう

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シロ☆ - 紫侍。さん» いえいえ これからも頑張ってください!応援します!! (1月11日 22時) (レス) id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - シロ☆さん» コメントありがとうございます<(_ _)>最近更新がとても遅くなってきていますが、これからも引き続き頑張ります。楽しみに待っていただいて本当にありがとうございます! (1月7日 17時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
シロ☆ - 続き楽しみにまってます!! (1月6日 23時) (レス) @page38 id: eaf775e562 (このIDを非表示/違反報告)
紫侍。(プロフ) - たまごさん» コメントありがとうございます<(_ _)>楽しみにしていただいて嬉しいです!更新頑張ります。 (12月11日 14時) (レス) id: 6ade4fecf6 (このIDを非表示/違反報告)
たまご - ヤダ急展開!!!!!!可愛すぎる!!!更新楽しみにしてます! (12月11日 9時) (レス) id: fd5e919b08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫侍。 | 作成日時:2023年9月27日 21時

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