俺よりイケメンとか腹立つから呪ってやった【五条悟】

第44話 ページ45

夢主side





『(くそ、結局こうなんのかよ・・・)』












コンビニで肉まんを買い終えた俺は、

自分の分の肉まんを食いながら高専へ向かう


その隣には五条が






『・・・暑苦しい離れろ』


五条「え！？今雪降ってるけど！？」




ベタベタと俺の肩に擦り寄りながら歩く五条

せっかく楽しみにしていた肉まんが
不味くなるのでやめてほしい





『・・・何見てんだよ』



目隠しをしているが、
顔の向きで俺の方を見ているのがわかった




五条「いやー、もぐもぐしててかわいいなあって思って」







『は？』







五条「照れんなよ、かわいいのが増すだけだよ」



『はあ？』






かわいいもイケメンも、
こいつにはほぼ毎秒言われているが


この顔で言われるとお世辞にしか聞こえず、
余計に腹が立って
仕方がない






五条「京極くん、寒いね」




『・・・・』




五条「高専見えてきたね」






『・・・・』





五条「ゎ、さむ

僕もさっきのコンビニで
あったかいもの買っておけばよかった」







『・・・・』








五条「ねー、京極くん

1口ちょーだい」






『・・・やらん』





当たり前のように俺の肉まんに無駄に長い手を伸ばす五条




その腕を避け、肉まんを遠ざける






しんでもあげるか

これはこんな大雪の中任務に
出向いてやった俺への褒美なんだから


何よりこんな奴と
関節とはいえキスなんかしたくない
(※既にこの2人はキスしたことがあります。)







五条「えーっ、ケチくさい




いいや、あとで棘に1口もらお」








いや、それはまずいだろ





同性とはいえ一応生徒と教師の関係なんだから






『ダメだろ生徒なんだから』





五条「え？なんで？」






なんでって・・・





『仲がいいとはいえ生徒なんだから


関節キスになるだろーが、』









五条「関節キス、？」








・・・・・はあ？



















まさかこいつ、
関節キスって言葉知らないのか




まさか



あの五条だぞ







五条「1口貰うのに関節キスなんかしなくない？



肉まんなんだから





1口分ちぎって貰えれば関節キスなんかしないでしょ？


















まさか京極くん、


僕に1口ちょーだいって言われて、
関節キスになる、って思ったんだ？

こいうこととなると頭固くなるよねー、京極くんて



1口あげるのに
関節キスになるって勝手に想像しちゃうなんて

え っちな子だね」

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