俺よりイケメンとか腹立つから呪ってやった【五条悟】

第39話 ページ40

夢主side


みんなの所へ戻ると、
もう鍋は机の上に置かれていて、皿や箸も揃っていた


狗巻「ツナ」

『悪い狗巻
鍋準備してくれてありがとな』


パンダや真希、狗巻はもう座っていて、
俺達のことを待っているようだった


虎杖「っしゃああ！！

鍋パ鍋パー！！」

釘崎「どちゃくそに食ってやるわよ今日は！」
伏黒「あーー腹減った」





3人とも、部屋に戻るなりはしゃいで席に座る

全員腹を空かせていたのか、
ものすごいスピードで皿に盛り付け、
ものすごいスピードで口に入れていく


五条「いただきまーす！！」

こいつがいるのは気に食わん


虎杖「うま！

京極先生も食べてよ！
はい！」




俺の分まで盛り付けてた皿を、虎杖が渡してくれる

『おう、ありがとう虎杖』





真希「ん、この肉団子うまいな


誰が作った？」

肉団子を1口頬張った真希が、
ふと声に出す



伏黒「俺です


虎杖が作り方教えてくれたので」





こう見えて虎杖は
自炊するタイプなので、
確か料理は得意だ


パンダ「へー


虎杖自炊するイメージないな」




狗巻「しゃけ」





釘崎「うまー！！鍋パさいこー！」

『確かにこいうのもたまには悪くないな』

五条「僕とだったらいつでもこいうのできるよ♡」

『いらねー』


狗巻「高菜、すじこー」


『お、この野菜全部狗巻が切ったのか？
器用だなー』


狗巻「明太子！」



伏黒「狗巻先輩だけじゃないでしょ
俺達みんなでやったんです」


狗巻「おかかー」


パンダ「Aに褒められたいからって

醜いぞー」


真希「そーだぞ棘ー」


狗巻「おかか！！」


生徒達の賑やかなやり取りに、
面白くて思わず笑ってしまう

虎杖「あ！センセー笑ってる！」


すると虎杖が、
もぐもぐと何かを食べながら俺の事を珍しいものを見るような目で見てくる


『・・・？な、なんだよ




別に今までも笑ったことあるだろ』







虎杖「うん、でも先生が笑うのなんて滅多に見ないし、





今の笑い方、






本気で楽しんでるみたいだったよ」






何言ってんだか、
よく分からないことを突然口にする虎杖だが




確かに




俺は東京校(こっち)に来てから



よく笑うようになったかもしれない




パンダ「確かに、Aあんまり笑わないもんなー」

五条「たまにしか笑わないのが可愛いよね〜」

伏黒「京極先生のツボがよく分かんないです」

狗巻「こんぶ」



俺が笑うようになったのは、
こいつらのおかげなのかもしれない

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