俺よりイケメンとか腹立つから呪ってやった【五条悟】

第23話 ページ24

「死 んだ時も

普通の死に方じゃないなって

お兄ちゃん、気づいたでしょ？」











え？


















「いつも通り学校行ってきて、








あたしんち戻ってきたらさ















あたし死 んでて







びっくりした？」








空気が一気に変わった











「あの人も、びっくりしただろうな



















死 ぬ時ね、すっごく苦しかったのよ



















なにがなんだかわかんなくてさ



















でも声が出なくて



















あの人は仕事だし


















お兄ちゃんも学校で


















誰にも助けて貰えなかったの」



















違う



















「ねえ？

















お兄ちゃん」



















あの時と、








小さくて、いつでも俺に着いてきたあの頃と













姿が重なった



















「お兄ちゃん、なんで、



















あたしのこと助けてくれなかったの？」



















『・・・・・。』












「お兄ちゃん、













呪術師なんでしょ？



















呪霊見えてたんでしょ？



















呪霊だって祓えたんでしょ？



















なんで、どうして助けてくれなかったの？」



















違う



















「あたしがかかってるのが病気じゃないって、









分かってたんでしょ？














きづいてたんでしょ？」









違う












「呪霊に呪われてさ、







苦しんでるあたし見て、楽しかった？」

















違う



















「なんで呪霊のことも


呪術師のことも言ってくれなかったの？



















ずっとずっと前から、











救われたはずなのに



















あたしのこと救えたはずなのに







なんであたしのこと助けてくれなかったの？」















違う














「小学生の時からそうだったよね















見えてるあたしを助けてくれなかった」



















違う










「子供欲しかったなあ










もっとあの人といたかったなあ



















ねえ





お兄ちゃん















あたしが死 んで、清々した？」

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