- 9 - ページ9
.
沈黙を破ったのは柊生さん 。
「 なあ、携帯貸して? 」
言われるがまま携帯を差し出す 。
柊生さんは慣れた手つきで操作して 、すぐに私に返した 。
『 ... ? 』
「 俺のLINE入れといた
良かったら暇つぶしにでも 、」
と、微笑んで優しく頭をポンポンされる 。
それと同時に電車がホームに入ってきた 。
『 ありがとうっ 、 』
そう伝え 、私は電車に乗った 。
私はすぐに LINEを開く 。
( 新しい友達 ) の欄にあった 、トーイって名前がすぐ目に入る 。
さっき被っていたピンクのキャップの写真がトプ画で 、柊生さんのラインだとすぐに分かった 。
もう柊生さんとは関わることはないんだと思っていたから
こうして繋がりができてちょっとだけ嬉しくなった 。
いや、だいぶ嬉しかった 、かも 。
迷わず追加して 、お礼のラインを送った 。
( Aです 。今日は本当にありがとうございました ! )
すぐ返信来るわけないかって思って ラインを閉じて 、私は揺れる電車の中で眠りについた 。
.
245人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねるねる(プロフ) - は。さん» 読んでいただきありがとうございますっ。更新遅くてごめんなさい(><)必ず更新するので是非お待ちしていてくださいっ。 (2018年7月16日 22時) (レス) id: 55e0633416 (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - 続き待ってます!!! (2018年7月16日 0時) (レス) id: 8032a06ae2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねるねる | 作成日時:2017年3月25日 22時