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柊生さんの家から駅へ向かって2人で歩く 。
なんとなく柊生さんの隣には並べなくて 、
私は柊生さんの後ろをちょこちょこと歩いていた 。
すると、急に前にできた壁にドンッと顔がぶつかる 。
『 ぶっ 』
ブサイクな声を出して 、顔を上げると 、
その壁は 、柊生さんの背中だったのだと分かった 。
『 .... ？』
急に立ち止まったかと思えば 、今度は急に私の方に振り返った 。
「 なんで後ろにいんの？ 」
私の顔を覗き込んでそう問う柊生さん 。
『 .... だって ... 』
私なんかが隣に並んじゃいけないような 、そんな気がして 。
「 変なの 」
そう呟いた柊生さんは 、一歩後ろに下がって 、私と並んだ 。
「 さっ、歩こっ」
隣に並ぶのがあたりまえかのように、満足そうな顔をする柊生さんを見て 、なんかとても嬉しくて 、
私は素直に柊生さんの隣に並んで歩いた 。
たくさんは話さなかったけど 、
寒いね 、とか
息が白くなるね、とか
そんな風に話しかけてきては笑いかけてくる柊生さん 。
そんな人懐こい柊生さんは 、いろんな人から好かれるんだろうなって思う 。
そんなこんなで駅に着いた 。
「 ほんとにここまででいいの？ 」
『 うんっ 、送ってくれてありがとう 』
「 いえいえ 」
もう帰ると思ったから 別れがちょっと寂しいとか思っちゃって 、悲しかったけど 、柊生さんはその場から動こうとしない様子で、
『 帰らないの ？ 』
と聞くと 、
「 帰ってほしくないでしょ ？」
って 。
「 なんちゃって 、」
って微笑む柊生さん。
「 Aの電車もう来るね 、
俺も帰るかな 」
帰って欲しくないのは図星だった 。
だって 、バイバイしたらたぶんもう二度と柊生さんと会えないと思う 。
でもだからって 、私が何か言えるわけじゃない 。
私は下を向いて黙り込んでしまった 。
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ねるねる(プロフ) - は。さん» 読んでいただきありがとうございますっ。更新遅くてごめんなさい(＞＜)必ず更新するので是非お待ちしていてくださいっ。 (2018年7月16日 22時) (
レス) id: 55e0633416 (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - 続き待ってます！！！ (2018年7月16日 0時) (レス) id: 8032a06ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねるねる | 作成日時：2017年3月25日 22時
