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「 はい 」
と、あったかいココアを差し出してくれる八重歯さんは相当優しい 。
お礼を言うと 、
「 いーえ 」
って、ニコッと八重歯を見せて笑う 。
「 名前聞いていい? 」
『 あっ 、Aっていいます 、
やえ.. 貴方は ? 』
「 俺はね 、柊生! 」
『 柊生さんっ 』
珍しい名前だな 。
『 柊生さんて 、何歳なんですか、? 』
見た目は高校生には見えないけど、話してみると意外と子供っぽさも感じて 、年が想像できない 。
「 21だよ 」
21歳 ... 結構大人なんだぁ 。
「 A は? 」
『 .. 17歳 』
子供って思われるかな 。
「 ははっ!そんな変わんねーよ!」
って私の頭をワシャワシャしてくる柊生さん 。
「 それともなに?俺のことジジイに思った?」
『 そんなっ 、!』
「 はっはっは!わーってるって!」
体を後ろに逸らして高い声で笑う柊生さん 。
こっちもつられて笑ってしまうほど楽しく笑う人だなぁ 。
すると、なんの前触れもなく 、
『 グゥゥウ 』
私のお腹が鳴った 。
「 やっぱ腹減るよなぁ〜もう夜の8時だもんなぁ 」
俺も腹減ったって、笑う柊生さん 。
「 よし!飯作ってやる!
トーイ's キッチン! 」
『 あははっ 』
久しぶりにこんな心から笑ったかも 。
柊生さんはそんな私を見て優しく笑った 。
「 ちょっと待ってな 」
そう言ってキッチンに立つ柊生さん 。
私はその間することがなくて 、でも全然退屈ではなくて 、すごく居心地が良かった 。
その居心地の良さからか 、だんだん眠くなってきて 、私はソファーに三角座りのまま寝てしまっていた 。
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ねるねる(プロフ) - は。さん» 読んでいただきありがとうございますっ。更新遅くてごめんなさい(><)必ず更新するので是非お待ちしていてくださいっ。 (2018年7月16日 22時) (レス) id: 55e0633416 (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - 続き待ってます!!! (2018年7月16日 0時) (レス) id: 8032a06ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねるねる | 作成日時:2017年3月25日 22時