絆 創 膏

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「 ん....？」





時計を見ると朝の10時 。






いつもとは違う目覚め 、体が痛い 。






ああ、結局昨日あのまま３人で雑魚寝しちゃったんだっけ 。







どうりで体が痛いわけだ 。






納得して体を起こすと 、もう起きているたくちゃんの姿が目に入る 。







「 わり、起こした？ 」




『 んーん、だいじょぶです 』







シャワーを浴びた後なんだろう、髪が濡れてて、タオルで自分の頭をわしゃわしゃしてるたくちゃん 。







『 そう言えば 、午後から仕事だって言ってましたね 』



「 そ 、もうちょいしたら行かなきゃ 」



『 柊生さん 、起こしましょうか？』



「 いや、いいよ


気持ちよさそうにアホ面で寝てるから 笑 」




『 確かに 、アホ面 笑 』







可愛いかったから 、スマホでパシャりした 。







「 じゃ、俺行くわ 」



『 えっ、支度はやっ！』



「 まあな 」



『 マンションの 下まで送ります 』



「 別にいいのに 」



『 送りたいので！』



「 はいはい 」






手ぐしで髪を整えて、玄関に向かう 。






柊生さんを起こさないように、そーっと2人で部屋を出た 。







「 昨日はありがとな 」




歩きながらたくちゃんが口を開く 。





『 ん ？ 』




「 酔っ払いの相手 、大変だったろ 」



『 ああ、それ自分で言いますか 笑 』



「 柊生の酔い方 、可愛いだろ 」



『 ん〜ちょっとめんどくさくなるけど、でも確かに可愛いですね 』






柊生さんは酔ったら甘々になって、子供っぽくなる 。



新発見だ 。






『 それに比べてたくちゃんはあんまり変わってなかったですね 』




「 よく言われる 」






膝枕は例外だけど 。









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