- 32 - ページ32
.
それからたわいもない話をしつつ 、2人ともお酒が進んで少し頰を赤らめている 。
今は柊生さんに後ろから抱きつかれて足を絡ませられて、
座っている私の膝の上に頭を乗せ横になってるたくちゃん 。
なにこの状況 。
『 あの、酔ってますよね 』
「 俺酔ってないよ〜っ ?」
『 いや、あなたが1番酔ってますよ柊生さん 』
「 俺も酔ってない 」
『 たくちゃん酔ってないなら今すぐ私の膝の上に乗ってる頭を起こしてください 』
2人に体の動きを制限されて窮屈だ 。
すると 、
「 Aってさ、可愛いよね 」
急に後ろの頭の上ら辺で呟かれた柊生さんの声 。
「 ちっこいし、細いし、なのに柔らかいし、白いし、」
柊生さんは話しながら、後ろから私を覗き込んでくる 。
「 顔ちっせえし、目ぱっちりしてて、
うん、やっぱ可愛い 。」
そんなまじまじ見られて真剣な顔で言われると 、
嫌でも照れてしまう 。
『 や、やめてくださいっ、
やっぱり柊生さん酔ってます っ 』
「 はっはっは!ほら、照れちゃうところも可愛い! 」
笑いながらさらに可愛い攻撃を続けてきた柊生さんに、
堪らず下を向く私 。
すると 私の膝の上に頭を乗せるたくちゃんとばっちり目が合ってしまった 。
「 A 、顔真っ赤 」
フッと鼻で笑われる 。
『 う、うるさいです!
てゆうか、ふたりとも早くどいてください! 』
「 えぇーなんでぇー 」
口を尖らせるたくちゃん 。
「 やだー!離さないー! 」
って後ろからギューっと私を抱きしめる柊生さん 。
もう、酔っ払いはなかなか面倒だ ... 。
.
245人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねるねる(プロフ) - は。さん» 読んでいただきありがとうございますっ。更新遅くてごめんなさい(><)必ず更新するので是非お待ちしていてくださいっ。 (2018年7月16日 22時) (レス) id: 55e0633416 (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - 続き待ってます!!! (2018年7月16日 0時) (レス) id: 8032a06ae2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねるねる | 作成日時:2017年3月25日 22時