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あれ、タイミング、悪かったかな 。
私たちが乗ってるゴンドラは丁度いま地上に着いてしまった 。
「 おかえりなさ〜い 」
と、スタッフさんにゴンドラの扉を開けられる 。
降りなきゃ 、
そう思った時 、
『 すいません 、もう一周お願いします っ 、 』
そう言って柊生さんはもう一周分のお金をスタッフさんに渡して 、ゴンドラの扉を閉めた 。
また 、上へ上へと進むゴンドラ 。
『 柊生さん ... ? 』
すると柊生さんは立ち上がって私の方に寄ってきた 。
ゴンドラが私側に傾く 。
スッと 、柊生さんの顔が至近距離にくる 。
そして 、そのまま
キスされた 。
唇と唇が重なった 、一瞬のことで、頭が追いつかない 。
柊生さんは戻ってイスに座り 、ゴンドラの傾きは元に戻る 。
「 ..... 俺も好き 」
呟くようなその言葉は 、私の耳にしっかり届いた 。
「 付き合おっか 」
柊生さんはそう言って 、八重歯を見せてふにゃんと笑った 。
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ねるねる(プロフ) - は。さん» 読んでいただきありがとうございますっ。更新遅くてごめんなさい(><)必ず更新するので是非お待ちしていてくださいっ。 (2018年7月16日 22時) (レス) id: 55e0633416 (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - 続き待ってます!!! (2018年7月16日 0時) (レス) id: 8032a06ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねるねる | 作成日時:2017年3月25日 22時