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河野さんが落ち着いてから、生徒会室の掃除を手伝い、三人で一緒に学校を出た。
二人とも電車通学で途中まで同じ電車だったため、自然な流れで一緒に帰ることになった。
「雪、結構降ってるね」
「うん。今日はこれからもっと寒くなるって」
「マジかぁ。雪降ってくれるのは嬉しいけど、寒いのはちょっとな」
「そうだよね。雪は嫌いじゃないんだけど」
「早く夏になって、緑が綺麗な季節になってほしいな」
「そこは、春のさくらじゃないんだな」
「あ、さくらも好きだけど、私が一番好きなのは、初夏に新樹とか若葉に太陽の光が射して、周りに映えて見える時なんだ」
「へぇ。珍しいけど、それも確かに素敵よね」
「うん。安心して、心が穏やかになる感じする」
まるで、秀みたいだ。私は無意識に、彼のように安心できる存在に以前から惹かれていたのかもしれない。
「あぁ、『緑さす』っていう季語みたいな感じか?前に古典の本で読んだことある」
「そうそう、そういう感じの」
「でも、水瀬さんらしいのはもみじよね」
「確かに」
私の髪はもみじのように赤い色だから、私も何となく自分と似ていると思っていた。
「私、自分と似てるもみじを、自分に重ねちゃうとこあるなぁ」
「確かに、もみじみたいに綺麗だものね、水瀬さん」
「い、いやいや、」
そんなこと言われるなんて思ってもいなかったから、ビックリした。褒められるのはすごく嬉しいけど、照れくさくてその気持ちをいつも素直に受け取れない。
戸惑っていると、河野さんが「もっと自信持っていいわよ」と微笑んでくれた。
ありがとう、と恥ずかしがりながら小さい声で言うと、河野さんは笑みを深めた。
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マニ。(プロフ) - 咲彩さん» はい！茶番のボードの返事とか待っていますね！ (10月10日 14時) (
レス) id: 36d8be8242 (このIDを非表示/違反報告)
咲彩(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます!夢小説もボードでのものも並行で書き続けていくので、すべてをなるべく早く書くのは難しいですが、時間をかける分いいものができたらと思っています。ぜひこれからも応援よろしくお願いします。 (10月10日 12時) (レス) id: 28264e40c2 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。新作おめでとうございます！ボードの返事とか待ってます、これからも頑張れです！ (10月7日 20時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
咲彩(プロフ) - はるさん» そう言っていただけてすごく嬉しいです!ありがとうございます!!ホリミヤpieceは終わってしまいましたが、まだまだ書き続けていくので、見てくださったら嬉しいです! (10月4日 14時) (レス) id: 28264e40c2 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (10月3日 16時) (レス) @page8 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲彩 | 作成日時：2023年9月26日 22時
