33 ページ10
突然の私の登場に周りが唖然としている。
女の子も目を見開き、私を見つめた
私は、女の子と同じ目線になり、
『大丈夫?思いっきりかぶっちゃったね。………そうだ。私さっきタオル買ってきてたからふこっか』
タオルを取り出し、タグを切ると女の子の頭にフワッと、かけて、優しく拭いた
?「あ、、ありがとう。」
『いーえ。顔、洗ってこっか。泣かないで?せっかく可愛い顔が台無しだよ?』
ムニィーと、女の子の頬を押す
?「あははっ、くすぐったいわ」
『あははっ、もちもちしてるねー。可愛い!』
?「わ、悪ぃな……助かる」
『いえ。全然大丈夫ですよ。この子とお手洗い行って顔洗ってくるんでちょっといいですか?』
?「お、おう。頼む。」
『はい。じゃあ行こっか。』
?「えぇ」
そうして、私達はその場を後にしようとすると
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
女子高生に腕を掴まれた
『…なんですか?』
「あんた!何様!?私たちにドリンクかけておいて!」
『…手ぇ、滑ったって言いましたよ?それに謝りました。それでいいでしょう?』
「はぁ!?ふざけんなよ!わざとの癖に!」
『……………ったく。………ちょっと待っててね。』ポンっと女の子の頭を触り、彼女らの方向へ向いた
「な、、なによ!」
『本当は私は、わざとだよ。ちょっとイラついたもんでね。』
「や、やっぱり!!あんたサイテー!」
『サイテー、か。じゃああなた達はどうなの?わざとでしょ?』
「そ、そんなわけないじゃない!」
『そう?私、この子にぶつかる前、あの人かっこーいい!でも女の子邪魔だよねー!どっかやらない?って聞こえたんだけど。まぁ、その時は気にも止めてなかったけどね。君たちのさっきの行動を見てわかったよ。確かにイケメンだもんね。この男の人』
?「え」
「っ!!」
『それに、あなたが、この女の子にドリンクをこぼしたのも頭の真上から。普通、ぶつかったら少し反動で出るか、仮に頭の上にこぼしてもその他の方向にもドリンクは飛んでいく。それなのにあなた達がこぼしたのは一点だけ。彼女のいた、そこだけだ。』
「っ!!」
『…………イケメンがどうのこうの以前に、ナンパする以前に、、子供に対する態度を改めたらいいんじゃないの?………糞ガキ』
そう言った声は、低くなってしまった
168人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:チョココロネ x他1人 | 作成日時:2018年10月22日 19時